イワ気になるチャンネルの季節限定・新コーナー「三春の春」では、イワキ三春工場の春の景色をお届けしてきましたが、皆さまお楽しみいただけましたでしょうか?

特派員として勢い良く手を上げてくれた箭内工場長と吾妻課長が、毎日のように素晴らしい写真を送ってくれたおかげで、都内の桜が散った後も、春爛漫の景色を思いきり楽しめたわけですが、そんなご両名に感謝の気持ちを伝えるべく、そしてあわよくば去りゆく春を惜しみつつ桜吹雪を浴びに行こうと(←こっちが本命!?)、われわれイワ気になる隊はゴールデンウィーク目前の三春へと足を伸ばしてまいりました(^^ゞ

ちなみに「三春」とは、「梅」「桃」「桜」の三つの花が同時に美しく咲き誇ることから付いた地名だとか。樹木や草花に対し、ひとかたならぬ愛情を持っているイワキの創業者がこの地に惹かれたのもうなずける気がします。

今から47年ほど前はただの「山」だったこの地に、土砂崩れを防ぐ意味もあって桜を植樹したようですが、その山を切り開いて建てたのがこの三春工場で、創 業は1977(昭和52)年。ちょうどその年のゴールデンウィーク明けからの創業で、当時はたった13名で立ち上げたそうです。

じつは、箭内工場長はその創業メンバーのおひとりでして、現在のように第一・第二・第三工場に約145名が働く規模となるまでの生き証人として(笑)、三春工場の歴史を語ってくれました。

「埼玉工場」では、比較的大型のポンプを製造しているのに対し、ここ「三春工場」では、小型のマグネットポンプやエアーポンプなど、10kg未満の小型ポンプ を中心に製造しています。そのためか、製造部門で働くのは3分の2以上が女性。桜色に染まる山のごとく、三春工場の中は一年中華やかなんです (*^_^*)

ちなみに、イワキの生産拠点の中で、手の平に乗るサイズの小型ポンプを製造しているのはこの「三春工場」だけでして、日本の得意分野でもある緻密な工程を経て、小型ポンプはみな、ここ三春から世界各国へと旅立っていきます。

おっと、工場見学に夢中になっているわれわれの横を、涼しい顔つきで通り抜けていったのは・・・・・・あの子がたいそう働き者だと評判の「さくら」さんですね!2012年に入社したさくら1号・2号は、鼻歌を歌いながら重たい荷物を軽々と運び、お腹が空くと充電器に戻ってパワーをチャージしつつ、一日中せっせと働き続ける頼もしい存在なんです(*^^)v

ちなみに、さくら号が奏でる曲は、1号が「サザエさん」の挿入歌、2号が「アマリリス」です♪ どちらも軽快で、心が和みます。

こうした縁の下の力持ちに支えられながら、ここ「三春工場」では、月産約5万台のポンプが製造されているわけですが、1998年からは、一人ひとりが完成までの全行程を受け持つ『セル生産方式』を導入。日夜、「1秒でも早く組めるようになること」を目指して改善を重ねつつ、現場の社員たちは腕を磨いています。

そんな三春工場が推進するのが『6S』。「整理」「整頓」「清掃」「清潔」「躾」「親切」という6つのSを大切にしているわけですが、「3S」や「5S」を推進する工場は多々あれど、そこに『親切』を加えたのがイワキ流。

イワキの仕事は、常に『親切』でなければなりません。製品不良や納期遅れなどで、お客様に迷惑をかけないのはもちろんのこと、工場内でも後工程に決して迷惑をかけることのないようにと、それぞれが高いプロ意識を持って仕事をしていることがよくわかりました。

さて、ひととおり工場内の見学を終えると、吾妻課長が庭へと案内してくれました。手入れの行き届いた立派な庭です\(~o~)/ たまに通りがかりの人が 桜につられて迷い込んでしまったり、近所の保育園から「子どもたちに見せたいので」と、見学の依頼があったりするそうです。

日頃ビルの谷間で働く私たちにしたら、うらやましいことこの上なしです。桜吹雪に出迎えられ、気になる隊のメンバーも、ただただ桜の花たちに魅せられました。

伺えば、木々のお手入れは毎日欠かさずしているとのこと。それだけ大切にしてきたからこそ、毎年こんなに美しい姿を見せてくれるんですね。

毎日こんな自然に囲まれていたら、身体も心もまっすぐになりますよね(*^^)v
ここ三春は自然も素晴らしいが人も素晴らしい! そして、この人たちが作る製品なら間違いない!手前味噌ながら、そんな思いを強くした、三春の春でありました。

以上、イワ気になる隊が、三春からお届けしました♪

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