今回はクリスマス間近ということで「イワキアメリカ」「イワキヨーロッパ」双方のみなさんにご協力いただき、本場のクリスマスの様子をお届けしたいと思います☆

さすがどちらも本格派! 日本とはひと味もふた味も違う景色をご覧ください。

まずはアメリカはボストン郊外のクリスマスの様子からお届けしましょう。

アメリカ ボストンのクリスマス!

ボストンもクリスマスには、かなり豪華なデコレーションが楽しめます! 11月のサンクスギビングデー(感謝祭)が終われば、いよいよ街はクリスマスモード一色。16時過ぎには日没となる事もあり、暗い雰囲気を払拭する意味でも、みごとなまでにライトアップされるんです。この時期の街並みは本当にきれいで、歩いているだけでウキウキしてきます♪

また、家々のクリスマスデコレーションもみごとです!! 中には非常に気合の入ったライトアップもあり、夜のドライブが楽しめます。ただ、あまりの綺麗さにどうしても目を奪われがちなので、いつもより慎重な運転を心がけていますが(笑)。

そして、クリスマスツリーの多くが“本物のモミの木”を使っています。日本ではなかなか見られませんが、この季節「もみの木ショップ」が開かれ、あちこちで買い求めた「MYもみの木」を載せて走っている車をよく見かけます。

話を聞くと、自らもみの木畑に行って、気に入った木を選んで切ってもらうこともできるとか。木から選ぶとは、気合い入ってますよねー♪ そのくらい彼らにとってのクリスマスって、意味があることなのでしょう。

ツリーの飾り付けも家族総出で、オーナメントやライトを付けて楽しみます。今にもクリスマスソングの鼻歌が聞こえてきそうですね。ちなみに、日本ではプレゼントを枕元に置いてあげたりしますが、こちらではクリスマスツリーの下にプレゼントを並べておくようです。ところ変われば何とやらですね。

また、日本では家族向けのプレゼントはあまり聞かないと思いますが、こちらでは老若男女を問わずプレゼントがあります。全員のクリスマスプレゼントをクリスマスツリーの下に置いておいて、夕食が終わった後にみんなで開けて楽しむというのが一般的なクリスマスなんです☆

ちなみに、クリスマスが過ぎた「もみの木」の行方ですが、聞いたところによると町によって処分法方が異なるようです。ある町では産業廃棄物収拾業者が$20で引き取り、ある町ではボーイスカウトが$5(寄付という形)で引き取り・・・ちなみにうちの町では$10を町に支払い、町が契約している業者が引き取りに来ます。

クリスマスが終わった2週間後(1月4~5日あたり)が通常の引き取り期日で、引き取られたもみの木はリサイクル紙になったり、造園用のウッドチップ(マルチ)砂浜などの埋め立てに利用されたりと行く先はさまざまです。もしくは、日本と違って家庭で焼却が可能ですので、細かく切って焚き火にしたり、庭に植えて小鳥の餌場用の木にしたり・・・さすがに、日本のしめ縄を燃やす「とんど焼き」のような行事はありませんが、きちんとリサイクルしている点はエライですよね(*^_^*)

とにもかくにも、アメリカのクリスマスは、家族との時間を大切にする一大イベント。本気のツリーを飾り、心のこもったお料理で、楽しい一夜を過ごすのです。

で、クリスマスといえば、やっぱりケンタッキーフライドチキンとショートケーキ!

・・・と思っているのは日本人だけ(それとも私だけ?)のようで、コチラのテーブルにはケンタッキーの「ケ」の字も乗らず、もっぱらローストビーフやハム、ターキーなどを食べるんです。甘い物好きのアメリカ人はスイーツも欠かせません。ただ日本のようなイチゴの乗ったショートケーキではなく、木の実を使ったパイやクッキーが多いですね。ヨーロッパ同様大きなオーブンがあるので、各家庭の味を楽しむことができます。

ちなみに、ディナーと言われると日本人的には「夕食」・・・ぼんやりと17時以降なんて考えたりしますが、クリスマス・ディナーは、なんと13時頃に始める家が多いんです。私の友人が最初ディナーに呼ばれて、13時という事で非常に驚いていました。確かにお昼であろうが帰るときには「Good night」とあいさつする事を考えるとそれも理にかなってる? いやもしくは楽しいことは待ちきれない? 詳しいことはわかりませんが、アメリカ人の胃袋の大きさには脱帽です。

一方、この時期は企業でも、ケータリングをして社員全員が食堂に集まり、福利厚生の一環として「クリスマス★パーティー」を開きます。イワキアメリカでも、今年は12/6にパーティーをしました。第四四半期の成績や今年一年の成績、来期の目標などを、John社長やBob経理部長から発表するといいうちょっとお堅いコーナーもありますが、その後は食事を楽しんだり、カードゲームをしたりと笑い声の絶えない楽しい時間を過ごしました。

♪Silent Night〜  Holy night〜♪

以上、イワキアメリカがお届けしました!

IWAKI America Inc.
場所:アメリカ マサチューセッツ州 ホリストン
設立:1991年
従業員:日本人2名を含む82名

ドイツのクリスマス

続いて、ドイツのクリスマスです。

クリスマスはキリストの誕生した聖なる日。ドイツの人たちはほとんどがキリスト教徒(カトリックとプロテスタントが大体半数ずつ)ですので、12月24~25日は最も神聖な日になります。24日は半日が公休日で、25、26日は終日公休日です。

<余談ですが、ドイツは1月1日のみ公休日で、2日からは働き始めます。日本でお正月三が日を休日にしている会社が多いのと比べると、ドイツではいかにクリスマスが大切か分かっていただけると思います。>

ドイツのクリスマスはアドベント(Advent)の日の頃から始まります。
日本では待降節(たいこうせつ)または降臨節(こうりんせつ)と呼ばれているようですが、教派によって違うみたいです。

今年のAdventは2013年は12月1日(日)。この日から家庭でも蝋燭を灯し始め、クリスマスまで続きます。

アドベントカレンダーは12月1日からクリスマスまでの日付の、窓やポケットがついており、その日の窓やポケットを開くとイラストが現れたり、お菓子が入れてあったりします。毎年子供たちはこれを楽しみにしています。

家庭ではクリスマスツリーを飾ります。かわいいオーナメントは子供だけではなく大人が見ても楽しいものです。

この季節、クリスマスプレゼントのセールが開かれ、街中が華やかで明るくなります。デパートなどでは大きなツリーを綺麗に飾ってありますが、これは日本と同じでしょうか。

イルミネーションが灯る11月末から、人々はウインドーショッピングや、クリスマス市場が立つ市内へと押しかけます。

大規模で有名なニュールンベルクやドレスデンには及びませんが、デュッセルドルフでも仮設市場がたちます。

市場で販売しているものは、ツリーに飾る装飾品、アドベントその他で使う蝋燭、駄菓子に近いスイーツなどです。

市場は決して派手ではない落ち着いた装飾が施されていますが、赤を多用しているので明るく楽しい雰囲気が十分出ています。

また「グリューワイン」と言って赤ワインに香料等を混ぜて暖めたアルコール入り飲料を立ち飲みします。日本では「ホットワイン」と呼ぶ方が多いでしょうか。寒い戸外での市場めぐりで凍えた体を温めるために、ドイツでは欠かせない飲み物です。

ドイツでもクリスマスプレゼントはイブの夜に贈られる場合が多いようです。イブというのは聖なる日の前夜ですので、家庭で家族と静かに過ごす人がほとんどです。一年に一度だけイブに集まるという家族もいます。レストランもイブの夜は休むところが多いようです。

日本ではクリスマスパーティをにぎやかに行うところもあると聞いていますが、ドイツでは外のレストランなどで歓談することはあまりありません。クリスマスは「家族」にとって、とても大切な意味があるのです☆

以上、ドイツからお届けしました。

IWAKI EUROPE GmbH
場所:ドイツ ヴィリッヒ市
設立:1985年
従業員:日本人3名を含む34名

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