（Vol.10）ご心配をおかけしていますが、タイは通常営業中 | ケミカルポンプと流体制御機器のイワキ [製品サイト]

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このコーナーでは、そんな世界のイワキを支える拠点とお国柄、そして“各国の名物社員”などを楽しくご紹介していきたいと思っています。

日本大使館から緊急一斉メールが…

今回の「世界のIWAKI」は、なにかと気になる「タイ」からお届けしたいと思います。

今年（2014年）のタイは、年始のデモと共に幕開けしたような感じで、「バンコクシャットダウン」と名付けられた道路閉鎖、戒厳令からクーデターと目まぐるしい日々が続き、日本の皆さまにも、随分とご心配をおかけしたことと思います。

忘れもしない5月20日、われわれ在留邦人へ日本大使館から緊急一斉メールで戒厳令が敷かれ、夜間の外出が禁止されました。しかしそれも6月13日に解除され、最近は普段通りの生活を送れるようになっています。それにしても、5月20日から、夜間外出禁止令が解除された6月13日までの間に、日本大使館から送られてきたメールはなんと「17通」！　ともすれば、家族間のメールより密な連絡を取り合っていたわけですが(笑)、それだけ事の重大さを物語っているのかもしれません。ちなみに、6月13日以降は大使館からのメールがありませんので（6月24日現在）、今の所、状況は落ち着いているとみていいでしょう。

では、5月22日クーデター発令、「その時日本人はどうした？」をお伝えしたいと思います。重要な情報源はテレビ、ラジオ、新聞、インターネットとあります、が真っ先に規制されたのはテレビ。一瞬にして全画面が静止画に切り替えられました。

また、元々タイ語のラジオは聞いても解りませんが、ラジオも規制されていたようです。インターネットも同様。つまり日本語サイトのニュースの情報が便りですので、じつは現地にいても、日本で得られる情報と全く一緒なんです(―_―)!!

そんな時便りになるのが、“駐妻ネットワーク”です。ちなみに“駐妻”とは、駐在員の妻たち（どこかのドラマのタイトルみたいですね…笑）の略。この“駐妻”たちのパワーを目の当たりにしたわけですが・・・駐在員妻、強し！
彼女たちは、どこから入手したかはよく解らないですが、とりあえず情報をかき集めては、今流行りのLINEで共有します。
「配送が出来なくなるかも知れないから水と米を確保」
「お金が下せなくなるかも知れないからATMから現金を引き出す」
「危険度レベルが3らしいから荷造りを進める」等々・・・。

実際の所、学校が休校になったのはクーデター翌日の5月23日（金）のみ。26日（月）は通常授業。仕事の方は23日も通常どおりで、メールも電話も飛び交っていました。