ヨーロッパ、アメリカ、アジアを拠点に、ワールドワイドにビジネスを展開しているイワキ。 このコーナーでは、そんな世界のイワキを支える拠点とそのお国柄などを楽しくレポートしていきたいと思っています。

今回もアジアの拠点の一つである中国から、気になる「中国の市場」の様子をご紹介したいと思います。

中国では、仕事関係の集まりや友人との会食などで外食をする機会が日本に比べて多いのですが、当然、家庭でも料理を作ります。
最近では、大きなスーパーマーケットなどが増えて、買い物はかなり便利になりましたが、やはり、新鮮な材料を安く買おうとなれば、市場を利用する人が多くいます。

以前、「世界のIWAKI Vol.11 中国八大菜系のひとつ、広東料理の魅力」で中国菜を紹介しました。私の生活拠点だった広東省の料理の食材の豊富さは特別です。それ故、食材に厳しい家庭の奥様達が集まる市場は、非常に大きくて活気があります。
私も市場をブラブラすることが好きで、何時間居ても飽きませんでした(*^_^*)

中国の市場は、日本で言うところの市場と違い、ひと言で言えば、平屋で出入り口のドアがなく、店の並びや通路に規則性がなく、大変騒がしいなんでも揃うスーパーマーケットといったところでしょうか(ちっともひと言で言えていませんね…笑) 。

先ずは、道路に面した入口付近からご案内しますが、ここには果物屋さんが軒を並べています。「傷む前に全て売り切れるのか?」と心配してしまうほど、たくさんの種類の果物が売られています。

続いて、少し中へと入ってみましょう。

果物に続いて、目に飛び込んでくるのは大量の野菜! だんだん、市場らしくなってきましたね。この先、何件も野菜を売る店が連なります。それにしても、こんなにたくさん売れるのでしょうか?

さらに奥へと進みましょう。段々、薄暗くなってきました。
ここでは、魚や貝を売っています。海のもの、川のもの・・・なんでも揃います。
中国全土の市場で考えたら、循環ポンプやエアポンプの需要量は相当な数だろうな、なんて、ちょっと商売っ気を出してしまいました(笑)。

新鮮な魚
新鮮な貝

いつも、おまけをしてくれる魚屋の「老板」です。

ちなみに、老板(ラオバン)とは経営者という意味ですが、会社の社長、大小に関わらずの店主、たった一人の露天商などに声をかけるときにもよく使います。また、実際にはそこの経営者ではなくても、店で買い物をしようとしている際に「老板」と呼びかけることもあります。その人を多少持ち上げる意味で広く使われる言葉であることは、日本の繁華街で「社長」などと声をかけられるのと似ているかもしれません(笑)。

話は逸れましたが、さらに魚売り場を進んでいきます。ちょっとこの辺から 「らしく」 なってきますよ。
このあたりは、見たままなので、あえて説明は控えましょう。

えっ? やっぱり気になります?? じゃぁ、思い切って口にしちゃいますが、左からヒトデ、カエル・・・最後の赤いのは「海腸(日本名:ユムシ)」と呼ばれるミミズのようなものです。売っているのはよく見かけますが、私もさすがに食したことはありません。ニラやにんにくの芽と一緒に炒めたりして食べるようです。

さて、野菜、魚とくれば、次は肉ですね(*^^)v

右の写真はブロイラーですが、もちろん豚肉や牛肉もあります。ワニの肉まで普通に売っています。

その他、なぜか漢方薬、衣料品、雑貨品などのお店も入っています。
ちなみに雑貨屋さんは便利なのでよく利用しますが、私が欲しい物をお店の人が探し出してくるまでに、10分間程待つことを覚悟しておかなければなりません。なんでもあるのは良いのですが・・・。

さて、今回は中国の市場の様子をお伝えしてまいりましたが、こんなふうに安くて新鮮な市場の食材で作る美味しい家庭料理を食べて、中国の皆さんはパワフルに生活しているのでしょう。私も長年の中国生活で、とてもパワフルになりました。ウエストまわりがきつくなるのには困ったものですが・・・。
とかく食の安全性が話題になりがちな中国ではありますが、「よく探して、よく見て、よく話をして!」を心がければ、全く問題ありませんのでご安心ください。

また次回、中国の紹介の機会をいただいた際は、古き良き街並みと急激な発展による近代施設が交差する私の好きな街を紹介したいと思っています。

以上、中国レポート担当の近藤がお届けしました(^^ゞ

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