ヨーロッパ、アメリカ、アジアを拠点に、ワールドワイドにビジネスを展開しているイワキ。 このコーナーでは、そんな世界のイワキを支える拠点とそのお国柄などを楽しくレポートしていきたいと思っています。

前号でもお伝えしたとおり、ドイツで開催された展示会「Achema(アヘマ)2015」出展のために、2週間ほどドイツに滞在した私たちですが、今回はちょっと変わった視点から、日本とドイツの違いをレポートしてみたいと思います。

私たちの生活に癒しをあたえてくれる動物たち。弊社製品が直接活躍するのは観賞魚や大きな水族館など、いわゆるお魚さんたちの飼育関係ですが、今回のドイツではそういったところを訪ねる機会がありませんでしたので、私の大好きな犬たちに目線を変えて、日本との違いをレポートしようと思い立ちました(^^ゞ

大手を振って!? 歩く犬たち

ドイツの街を歩いていると、犬を連れた方たちにたくさん出会います。「え、そんなの日本だって同じだよ」って思いますよね。でも、デパートやレストランの中を大手を?振って歩く犬たちを、日本で見ることはできませんよね。ドイツではそれができるんです。と言うのも、ドイツでは犬たちもしっかり税金を払っているので、市民権が与えられているのです。税額は街によって少々異なるらしいですが、フランクフルトでは年額90ユーロ、また、闘犬などはその10倍だそうです。

ドイツでよく見かける風景
「可愛いですね」の一声で大概撮らせてもらえます

ご存知のように、日本では年間何万匹もの犬や猫たちが保健所で殺処分されていますが(´_`。)
ドイツでは殺処分ゼロなんです。それどころか、近隣諸国からも合わせて引き取った野良犬たちの保護シェルターがあり、里親探しを積極的に行っています。ペットショップもないんですよ。ですから、狭いゲージに入れられて売られることはありません。飼いたい人は、そういった保護団体かブリーダーから譲り受けるのです。飼い主さんになる人は厳しい面接も受けなければなりません。

ドイツに見る犬の市民権

さて、街で出会った犬たちを少しご紹介しましょう。仕事で使う道具を買いに立ち寄ったホームセンターで、偶然大型犬に出会いました。食品売り場以外は大きなデパートやマーケットも入場OKだそうです。居酒屋ではビールグラスがたくさん乗ったテーブルの下で、飼い主さんをじっと見守る犬も居ましたっけ。可愛い仔が傍で待っていては、そんなに無茶飲みもできませんね(笑)。

ホームセンターへ入店するときも、カートに乗せる必要はありません

ほとんどのホテルは有料ですが犬猫たちと同伴宿泊できるそうです。星がたくさん付いた高級ホテルももちろんOKです。

犬も立派なお客様

シュタイゲンベルガー フランクフルター ホフ様ご提供

空港や駅ももちろん自由、バスや電車などの公共交通機関も、なんと無料で利用できます。ちなみに、ドイツの高速列車ICEにも子供料金で乗れるそうです。いいなぁ!私も愛犬と列車で旅がしたくなりました。

電車やバスは無料で乗れます
ICEも子供料金で乗れます

時々見かける道路や公園にある犬たちの臭い落し物ですが、日本は飼い主さんが綺麗に持ち帰るのが暗黙上の決まりです。フランクフルトでは処分用の専用袋が公園などに設置されており、拾わないと60ユーロの罰金対象になります。税金を払っているのだから拾わないという飼い主さんもいて、やっぱり時々落ちているそうです。

大概の犬たちは子犬の頃からしっかり躾がされているので、ノーリードで歩いている犬をよく見かけます。でも、基本的には日本と同じでリードが必要です。公共のドッグランもあるようですが、作られている場所がよくなくて不評のようです。どこの国も税金は有効に使って欲しいですよね(笑)。

ドッグスクールで躾はバッチリ

さてさて大好きな犬の話題は尽きませんが、紙面は尽きたようです。今回写真を撮らせていただいた飼い主の皆さん、ありがとうございました。また今回、写真のご提供やドイツの犬事情の解説について、ホテルシュタイゲンベルガーフランクフルターホフ様に全面的なご協力をいただきました。ありがとうございました。

というわけで、今回もイワ気になる隊奥出がドイツよりお届けしました(*^^)v

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