ヨーロッパ、アメリカ、アジアを拠点に、ワールドワイドにビジネスを展開しているイワキ。 このコーナーでは、そんな世界のイワキを支える拠点とそのお国柄などを楽しくレポートしていきたいと思っています。

さて今回も「インド」からのレポートです。前回ご案内したとおり、この度、長らくインド営業を担当してきた「トムさん」の地区担当が変わりましたので、これまで温めていたレポートを2回連続でお届けする運びとなりました♪

出張中に偶然遭遇!?

みなさま、下の写真をよーくご覧ください。何気ないある日のインドの街の風景です。

何気ないある日のインドの風景

道路の反対車線を走る緑色の「オート・リクシャー(三輪タクシー)」の陰にご注目!

・・・あれって・・・もしかして・・・「牛」???!

地区担当として何度もインドを訪ねた私。これまでも牛が道路を闊歩している姿を目にしたことは度々あったものの、今回はちょっと違いました。ご家族・ご親族・ご一行様・・・? かと思えるほどたくさんの牛たちに出会ってしまったのです。

私が呆然と立ち尽くすほんの数分の間に、あたりは牛だらけになってしまいました。
なんでも、インドは世界で一番牛の数が多い国だそうで、世界中の牛の約3割がインドで生息しているなんて噂も聞こえてきますが、それにしても、街中をのしのし歩く牛なんて、お祭りでもなければ日本ではありえない光景ですよね。


「今日は何の日だったっけ?」「パレードでもあるのかな?」なんてのんきに構えていたのもつかの間、私のカメラに気がついたのか、白い牛が私を目がけて近づいて来るではありませんかっ!

一瞬、カメラを狙われるのかと身構えた私ですが・・・なんのことはない、彼らのお目当ては・・・

たまたま私の後ろ側にあった「ゴミ置き場」でありました(#^^#)

インドに野良牛が増えた理由

じつは、私が遭遇したこの光景は、変わりゆくインドを如実に物語ったものでした。というもの、近年のインドでは国の工業化とともに、農業から転職する人たちが増えているのですが、どうも飼われていた牛たちを放置してしまうケースも少なくないようでして・・・家畜だった牛たちがそのまま「野良牛」となってしまった結果、たくさんの牛たちが街を徘徊するようになったみたいなのです。

もともとインドでは、牛は神様として崇められている動物のひとつなので、牛にとっては大層住み心地が良いはずなのに、まさかゴミ置き場を目指して道路を徘徊する大勢の牛たちを目の当たりすることになろうとは・・・正直複雑な思いでした。

さてさて、ひとしきりゴミを食べ尽くすと、また道路を渡って次のゴミ置き場を集団で探しながら移動していく牛たち。

縦列駐車している自動車の脇に牛の縦列とはこれいかに・・・それにしても、かつては牛大国、牛天国だったインドで出会った野良牛の哀しいサガに、そっとハンカチで・・・・・・汗をぬぐった私でありました(笑)。

最後になりましたが、これまでのご愛読に、心から感謝いたします! ありがとうございました。

以上、インドより「トムさん」がお届けする最後のレポートでした(^^ゞ

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