例大祭 2018年10月14日(日) 神幸祭 10月20日(土)

全国のイワキ拠点から、『ご当地祭り』をレポートするこの企画、前回は5月にイワキ本社のある東京神田から江戸三大祭りに名を連ねる「神田祭」をお届けしました。ところが、今年は残念ながら二年に一度の華やかな本祭りではなく、陰祭(かげまつり)だったため、当ブログのレポートもちょっと「地味〜〜」でしたね(泣)。

日本の祭り 気になる祭り ー神田祭ー はこちら

なんとか日本の祭り企画を盛り上げたいメルマガ編集部こと「イワ気になる隊」としては、少々消化不良のレポートとなってしまいました。

そんな「気になる隊」のもとへ、埼玉工場技術本部から嬉しい秋祭りへのお誘いが来たのです。イワキ埼玉工場のある狭山市からほど近い、小江戸川越の街で行われる「川越まつり」です。じつは、川越まつりは江戸の天下祭(神田明神や赤坂氷川神社)の影響を強く受けて発展したのだそうです。これぞ、神様のお導き!? 願ってもないお誘いに気になる隊は突撃レポートを敢行することにしました。

関東有数の観光地「川越」

川越は関東有数の観光地です。蔵造りの街並みで広く知られ、毎年全国からたくさんの観光客が訪れます。しかも、川越まつりは「ユネスコの無形文化遺産」であり、「川越氷川祭の山車行事」は、国指定重要無形民俗文化財に指定されているのです。そう聞くと、なおさら有難い感じがしますが、何台もの山車が川越の街を曳航され、街中を行き交う様は圧巻です。街の辻で山車同士が出会うと、「曳っかわせ」といわれる獅子の競演が始まります。山車の上層部には能や雅楽、神話や英雄などを題材にした精巧な人形が乗せられ、クライマックスにはそれがせり出す仕組みにもなっていて、場は最高に盛り上がります。

さてと、詳しいことはサイトのご案内にお任せして、そろそろ街に繰り出してみましょう。

同行をお願いしたのは、生粋の川越っ子であるイワキ埼玉工場技術管理部の荻野係長です。待ち合わせたのはJRと東武東上線が交わる川越駅。神幸祭当日の夕方4時を少し回ったあたりです。もちろん祭りは日中から行われているので、駅周辺は人通りが絶えません。

早速その流れに乗って本川越の街へと向かいました。

すると早速・・・おおお!キタキタ〜!! あれは脇田町の「家康の山車」ではありませんか。山車のステージ上ではお囃子に合わせ獅子が乱舞しています・・・と山車がちょうど歩道橋の下まで来たところで、猛烈な夕立が降って来てしまいました。家康の山車はちょうど格納庫の前だったようで、早々に避難することができたようです。

それを見ているお祭り気分の皆さまは、雨具の用意がなかった人が多かったようですが、気になる隊は抜かりなく準備していたので助かりました。とりあえず、西武新宿線本川越駅の方に向かうことにしました。

つい先ほどまで人がひしめいていた商店街は、ご覧の通り、雨宿りの人たちのおかげで道が空きました。

突然の雨でもっと大変だったのは、山車を曳いていた人たちかもしれません。巨大な山車はきっちりビニールでカバーされていました。これなら飾られた提灯や人形も大丈夫ですね。

幸いにも本川越駅に着いたあたりで夕立は上がり、通りは再び祭りの賑わいが戻ってきました。田舎育ちのワタシにとって、お祭りは、何処にいても聞こえてくるお囃子とノスタルジックな雰囲気で、一瞬にして遠い故郷と遠い過去を同時に思い起こさせてくれます。とくにこの川越まつりは、その景色もさることながら、商店街に連なるたくさんの屋台に「郷愁」を強く感じました。それにしてもすごい人出ですね、皆さん何処で雨宿りしていたのかなぁ??

小江戸ではなくまさに大江戸八百八町!

蔵造りの街並みが見えて来たところで夕暮れとなり、いよいよ宵山の山車揃いが近づいてきました。

「曳っかわせ」がお目当なのか、混雑が増したような気がします。

それにしてもこの雰囲気、小江戸ではなくまさに大江戸八百八町を歩いているような気分ですね。ワタシも武士の格好でもして歩きたかったなぁ(笑)

川越まつりって、エキサイトしますよ〜!!

川越の街のシンボルは「時の鐘」

川越の街のシンボル「時の鐘」のところに来たあたりで、仙波二郎の山車に出会いました。もう前にも後ろにも進めません。すごい熱気!!

仲町の辻では、勇壮な山車が人々で埋まった中に留まっています。おおお、山車の上層に人形がせり上がって来ました。どなたでしょう? 鍾馗(しょうき)様? 日本武尊(やまとたけるのみこと)? それとも家光公でしょうか? 確かめたいのですが、とてもじゃないけど近づけません(涙)。

暗い中、目を凝らして見ましたが、ザンネン! 後ろ姿でした。正解は分からずじまいでしたが、それでも街の雰囲気は最高潮です!!!

大江戸、いや、小江戸川越の祭りを大いに堪能したところで、そろそろビールが恋しくなってきました。川越の街の一角にある、不思議な和風イタリアンのお店でいただく「小江戸(COEDO)ビール」のうまさは格別でした。

埼玉工場技術本部の皆さん、楽しいひと時をありがとうございました。

皆さまもぜひ、「小江戸川越」を一度は訪ねてみてくださいね〜(^O^)/

「気になる隊」が今回歩いた順路

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