イワキの活躍の場は、日本だけではありません。ヨーロッパ、アメリカ、アジアを拠点に、ワールドワイドにビジネスを展開。世界のポンプ事情に大きく貢献しています。

このコーナーでは、そんな世界のイワキを支える拠点とお国柄、そして“各国の名物社員”などを楽しくご紹介していきたいと思っています。

第1回目を飾るのは、ドイツのデュッセルドルフ近郊のヴィリッヒ市にある「イワキヨーロッパ」です!

ドイツといえば、ビール、ワイン、ソーセージ、ザワークラウト(キャベツの漬物)といった食べ物の話ばかりが出てしまうメルマガ編集部ですが(すいません…)イワキヨーロッパの歴史は意外と古く、1985年に設立されました。

1985年(昭和60年)といえば、NTT(日本電信電話株式会社)とJT(日本たばこ産業株式会社)が民営化、世間を騒がせたグリコ森永事件が起きた年です。そして日本は翌年あたりから、かのバブル経済へと突入していくことになるのですが…ああ、なんだか懐かしくなってしまいました。

はい。ドイツの話に戻りましょう。

イワキヨーロッパの前身は、1981年にデュッセルドルフ市に開設されたドイツ駐在員事務所。欧州全域への販売促進を目指して立ち上げられたのですが、事業拡大とともに手狭になり、1991年に同市に近いヴィリッヒ市(Willich)に移転。プロセスポンプの組立出荷を始めました。

現在はドイツ国内での直販、オランダ、スペイン、イタリアの各支店経由での販売、その他欧州各地の合弁経由でお客様にイワキ製品をお届けしています。

ユニークなドイツのお誕生日

日本のお誕生日といえば、家族や仲の良い友達が、ケーキを買ってきてお祝いしてくれるのが「常識」となっておりますが、世界は広いっ!日本の常識は世界の常識にはあらず。なんと、ドイツでは日本と真逆のことが起こるのです。

では、その様子をイワキヨーロッパの相山に詳しく語っていただきましょう! あいやまさ~ん、お願いしま~す。

イワキヨーロッパイワキヨーロッパの相山

はい。イワキヨーロッパの相山です。

お誕生日に自身がケーキを知人に配る—。こんな習慣は日本にはありませんが、ドイツではごくごく当たり前のこと。従業員が自分で作ったケーキやお店で買ってきたケーキを当日会社に持ってきて、会社の仲間たちと社内の食堂に集まって一緒に食べたり、自分のデスクに持ち帰って食べたりしています。

ケーキをもらった人は「お誕生日おめでとう!」と、祝福します。

会社によってはその際シャンペンなどの飲み物を会社費用でプレゼントする場合もあります。

ドイツはたいていの家庭にオーブンがありケーキを焼くことができます。これは一軒屋でなくてもアパートなどの集合住宅でも同じであり、とくに子供を持つ家庭では、お母さんがおいしい自前のケーキを作ります。レシピや材料もスーパーなどで色々揃っています。とても良い習慣ですね。

それにしても、なぜ本人が自分の費用で持ち込むのか?日本のように、周囲の人が費用を出し合ってケーキを買ってあげたりはしないのか?

私は不思議で仕方がありません。ドイツに住んで32年になりますが、未だその謎は解けずにおります。引き続き調査を続けたいと思っています(笑)。

ちなみに、日本では60歳の還暦は、個人的には主に家庭でお祝いしますが、欧州では50歳のお祝いが主流です。このことは別の機会に、ご紹介させていただきますね。

ケーキ

さらに! 日本と真逆なのが、もうひとつあるんです。それは、送別会。日本では送られるほうは無料で、送るほうが割り勘などで全額負担するのが普通ですが、「送られる方が費用をほぼ全額負担する」のがドイツ流なんです。面白い習慣ですね。

は~い、ということで、ドイツ、デュッセルドルフから相山がお届けしました!

IWAKI EUROPE

IWAKI EUROPE GmbH
場所:ドイツ ヴィリッヒ市
設立:1985年
従業員:日本人3名を含む34名

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