ヨーロッパ、アメリカ、アジアを拠点に、ワールドワイドにビジネスを展開しているイワキ。
このコーナーでは、そんな世界のイワキを支える拠点とお国柄、そして“各国の名物社員”などを楽しくご紹介していきたいと思っています。

前号に引き続き、「イワキアメリカ」がんばります!
今回はどんな“ご当地ネタ”が飛び出しますことやら・・・今回はイワキアメリカの猪口特派員のレポートです。

それでは、いのくちさ〜んお願いします♪

事故らないのが不思議!? ボストンの道路事情

ハロー! イワキアメリカの猪口です。

イワキアメリカがアメリカの北東部ニューイングランド地方マサチューセッツ州の都、ボストンから約 40 マイル(車で約 1時間)西に位置した「ホリストン」という町にあることはすでにお話しましたが、今回はボストンの「道路事情」にスポットを当ててみたいと思います。

というのも、ボストンは他のアメリカの都市と比較し、道路がとても複雑なのです。

つまり道が碁盤の目状になってないわけでして・・・
ちなみに、現在のニューヨークシティなどは、見事な碁盤の目になっています。

現在のNYC
NYC 1811年委員会計画の素案

1811年委員会計画の素案によると、マンハッタンのグリニッジ・ヴィレッジ以北の未開発地に、土地の起伏にかかわらずグリッド状の街区を設けるという計画でした。

したがって、1番街から12番街までの南北方向のアヴェニューと155丁目までのストリートが直交する規則正しい道路網とその幅員が定められたわけですね。

アメリカの都市の多くは、主にこのような「碁盤の目」と呼ばれる構造になっているのですが、ボストンはNYCのような都市計画に基づいて作られてはいないようでして、他のアメリカの都市と比較して構造がとても複雑になっているわけなんです。


ちなみに、現在のボストンシティはこんな感じです。

なんだこりゃ!? 複雑な道路標識

その複雑な道路事情に追い討ちをかけるのが、複雑な(というより、訳が分からない)「道路標識」の存在なんです。

たとえばコレ→

標識全部読んでるうちに・・・事故りそうですよね(―_―)!!

さて問題です。果たしてここには駐車できるのでしょうか?→

1箇所に複数の標識が貼ってあるので、果たして駐車OKなのかどうか・・・

地元の人でもよく迷ってます(笑)。

地元民としてそれぞれの標識を解説しますと、

  • 左上:4月から12月31日まで(休日除く)の毎第一月曜日の午前7時から午前10時まで駐車禁止(レッカー移動の対象)
  • 右上:積雪が酷い場合、駐車禁止(除雪作業の為)(レッカー移動の対象)
  • 左下:左側は2時間以内であれば、午前8時より午後6時まで駐車OK(上記の場合を除く)
    日曜日は終日駐車OK((レッカー移動の対象外。違反切符の対象)
  • 右下:右側は、いかなる場合も駐車禁止(レッカー移動の対象)

つまり、雪が降っていない場合は、左側であれば、4月から12月31日まで(平日)の毎第1月曜日の午前7時から午前10時までを除き(1月から3月末まではその限りではない)、かつ日曜は除き(日曜日は終日駐車OK)、午前8時より午後6時まで、2時間以内であれば、駐車OKという意味です。

この文章読んでも「???」ですよね(笑)。もちろん、勘違い、読み間違いでレッカー移動される人も多いです。私も2度ほど持っていかれました(―_―)!!

レッカー移動されると、日本ではチョークで交通課の方が道路に何かしら書いてくれていたと記憶していますが、こちらでは形跡もなく忽然と車が消えますので、一瞬パニックになります。

車が無くなった場合(レッカー移動された場合)、警察に電話し、番地、住所を伝え、どのレッカー移動の会社が持っていったかを確認し、そのレッカー移動した会社まで取りに行くことになります。

そして違反切符を貰い(支払いは小切手郵送、ネット決済、もしくは窓口で支払いになります)、その場でレッカー移動代(200ドル)を現金か、カードで支払うことになります。

たまに、標識の読み方が議論になり、レッカー移動の会社で口げんかをしている人がいますが、結局レッカー移動代を支払うことになります(持っていく指示をするのは警官ですので意味無いのですが)。

ちなみに、公共の駐車場は2~3時間で平均30ドル(約3,000円)も取られます。とても高いので、アメリカでも悪名高い地区だったりするんです。


一方、ハイウェイを走っているとこんな感じ。
文字が小さすぎて・・・走りながらじゃとても読めましぇ~ん(ToT)/~~~

で、私にどうしろと!!
「Cambridge」はいったいどっち!!?
天井のスキマから「Albany Street」に出ろとでも言いたいのでしょうか?
・・・透明人間かっ(笑)!!
さらに、路上駐車も至難の業なんです。

結論として、ボストン市内観光の際は、公共の交通機関(地下鉄など)での移動を強くお奨めいたします。

以上、猪口がお届けしました~(^^ゞ

IWAKI America Inc.
場所:アメリカ マサチューセッツ州 ホリストン
設立:1991年
従業員:日本人2名を含む82名

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