IR-11-27Aの特長

測定モード

測定モードの切り替えにより、遊離残留塩素と全残留塩素のいずれかを測定することができます。

目的に応じて選べる3機種

IR-11-27A-1:1本型の3電極方式を採用したスタンダードタイプ、上水化装置に最適。
IR-11-27A-2:膜処理工程などで還元剤の影響を受けないように設定された2本のセンサを使用。
IR-11-27A-3:結合塩素の影響を受けずに遊離残留塩素のみを選択的に測定する2本のセンサを使用。

様々な検水中の残留塩素測定に対応

低イオン水、アルカリ性の検水、海水などで適用可能です。

3電極ポーラログラフセンサを採用

検水中の干渉物質や電導度の影響を受けにくく、広範囲の検水にも対応可能です。

メンテナンスの容易なフローセル

シンプル構造により、メンテナンスや清掃が簡単です。

電極洗浄機構でセンサの感度劣化を防止

機械駆動部のないビーズ洗浄で電極表面を連続機械研磨洗浄します。また、電解洗浄機能により、電極表面の化学的汚染を洗浄。感度低下が起こりにくいため、保守頻度が抑えられます。

用途例

  • 上水・配水・給水
  • 膜処理装置
  • 井水処理装置
  • 雑排水・再生水処理装置
水道

膜処理(井水)

モニタ仕様

型式 IR-11
システム型式 IR-11-27A-1 IR-11-27A-2 IR-11-27A-3
測定原理 ポーラログラフ法
測定方式 ビーズ洗浄・電解洗浄併用型微小固体3電極方式
測定モード Aモード Bモード Aモード Bモード Aモード
測定成分 遊離残留塩素 全残留塩素注4 遊離残留塩素 全残留塩素注4 遊離残留塩素
測定濃度範囲(標準) (フルスケール変更範囲)注1 0.00~2.00mg/L (0.50~5.00mg/L) 0.00~2.00mg/L (0.50~10.00mg/L) 0.00~2.00mg/L (0.50~5.00mg/L) 0.00~2.00mg/L (0.50~10.00mg/L) 0.00~2.00 mg/L(0.50~5.00mg/L)
検水pH範囲注2 pH5.8~ 8.0 pH5.8~ 9.5 pH5.8~ 8.0 pH5.8~ 9.5 pH6.0~7.8
電導度範囲注3 10mS/m以上
表示 デジタル4桁LCD表示 最小分解能:0.01mg/L
繰り返し性 フルスケール(標準)の±5%+1デジット以内(pH、温度、電導度、測定成分一定時)
応答時間 約1分以内(90%応答)
伝送出力 DC4〜20mA 絶縁型 最大負荷抵抗 500Ω
接点出力 上限、下限、制御出力:各1a
接点容量 AC250V/DC30V 1A MAX.(抵抗負荷)
制御出力方式 ON/OFF制御
電源 1⌀AC100V〜240V±10% 50/60Hz
消費電力 約5VA
設置方法 壁面取り付け、または50Aパイプ取り付け(オプション)

注1:変更範囲内にて設定してください。
注2:仕様範囲内で一定であること。仕様範囲外でも測定可能な場合がありますので、詳細はお問い合わせください。
注3:表記の電導度未満でも測定可能な場合がありますので、詳細はお問合わせください。ただし、Bモードでは、塩化物イオンが1000mg/L以上の場合、電極寿命が短くなることがあります。
注4:結合残留塩素が存在しなければ遊離残留塩素測定になります。

フローセル仕様

型式 FC-27A
検水流量 1.2〜2L/min
構造 ビーズ噴流洗浄機能付きオーバーフロー型
接液材質 PVC、PE、アルミナ、PP、EPDM
検水入口 ホース継手(適合ホース内径⌀12〜⌀15)
検水出口 VP20(背圧をかけないこと、大気開放で使用すること)
検水入口圧力 0.2MPa以下のこと
検水温度範囲 0〜45℃(凍結なきこと)

センサ仕様

型式(センサ1) RE-22C-010N RE-232C-010N RE-433C-010N
型式(センサ2) GRE-12-010N(内部液使用)
センサ番号 1 2 3
検水温度範囲 0〜45℃(凍結なきこと)
温度補償 サーミスタによる自動温度補償
設置方法 FC-27A型測定槽に取り付け
洗浄方法 ビーズによる機械研磨洗浄および電解洗浄併用
ケーブル ケーブル一体型 長さ:約1m

 

安全データシート

センサ内部液EA-30WE 安全データシート(212KB)

残留塩素濃度計
IR-11-27A[低濃度]の活用分野

水処理分野

製品に関する情報

カタログ、資料ダウンロード

製品資料データ、カタログ、取扱説明書を会員サイトからダウンロードできます。

イワキのサポート
よくあるご質問、各種お問い合わせ、製品メンテンナンス動画など、イワキ製品のサポートについてご紹介します。