GM-Vシリーズの特長

優れた耐食性

接液部にはPVC・SiC・フッ素樹脂などの耐食材料を使用。酸やアルカリなどの薬液に強い耐食ギヤポンプです。

コンパクト

モータ直結式により、軽量でコンパクト。設置スペースが他の方式に比べて大幅に縮小でき、装置への組込みにも最適です。

脈動の少ない静かな送液

往復動ポンプや汎用ギヤポンプ特有の脈動がなく、静かでスムーズな送液が可能です。撹拌や泡立ちを嫌う液体の取扱いに最適です。

シールレス

マグネットドライブ方式により、シールレス。液漏れがなく、シール交換の手間も不要です。

シンプルな装置構成
保守・管理が簡単

Gシリーズの定量注入に必要な装置構成は極めてシンプルです。PFCコントローラ・電磁流量計・インバータ・背圧弁と組み合わせるだけで、吸込タンクのレベル変動や吐出側の負荷変動があっても、無脈動で一定流量を注入することが可能です。

  • 無脈動注入システムは、ケミカルギヤポンプGシリーズ・PFCコントローラ・電磁流量計・インバータ・背圧弁で構成されます。
  • ポンプの吐出量を電磁流量計で計測し、その値を電気信号に換えてPFCコントローラへ送ります。PFCコントローラは、あらかじめ取り込んだ目標値(注入量)と計測値を比較して偏差がなくなるようにインバータを制御します。
  • インバータは、PFCコントローラの出力に応じてポンプの回転数を増減することで吐出量を一定に保ちます。

• PFCコントローラ以外でも同等の制御機器(PLCなど)で制御可能です。
• 別途推奨配管図を提出可能です。詳しくはお問合せください。

優れた定量性・制御性

粘性液の温度変化に対しても、正確な定量吐出が可能。吐出量は回転数に比例するため、インバータ制御に最適。また、流量フィードバックコントロールにより無脈動定量注入も可能です。従来の定量ポンプの10倍以上のレンジアビリティーを持った定量注入を実現しました。(レンジアビリティー1:100)

• 定量注入を行う場合は、PFCコントローラ・電磁流量計・インバータ・背圧弁を用いた流量制御が必要です。

用途例

  • 小流量・高揚程の薬液ラインにおける凝集剤の自動比例注入
  • 製紙用染料の定量注入
  • 次亜塩素酸ソーダの注入
  • 無脈動の薬液注入・移送
  • 各種、酸・アルカリ・化学溶液の移送

概略仕様

最大吐出量 23.0L/min
最高吐出圧力 0.5MPa
最高回転数 1800min-1
主要材質 PVC、SiC、CFRETFE
モータ出力範囲 0.4〜0.75kW
液温範囲 0〜50℃
移送可能粘度 0.5〜50mPa·s
シール方式 シールレス

製品に関する情報

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