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イワ気になるチャンネル
2015年12月3日(木)、今日はいつもの展示会とは少々様子の違う場所へ突撃しているメルマガ編集部こと「イワ気になる隊」です。じつは、ここ品川GOOS(シナガワ グース)29Fでは、エンジニアのための部品選定サイトを運営する「株式会社インデックスプロ社」主催のフォーラムが開催されているのですが、国際技術ジャーナリスト・アナリストの津田 建二氏による講演に続いて行われるパネルディスカッションのパネラーとして、弊社企画推進部部長の向林に出演のお声がかかったのであります。
洋書が並ぶオシャレな書棚前のテーブルについた向林は、いつになく緊張した面持ちですが(笑)、会場のアカデミックな雰囲気に飲まれないよう、われわれもがんばってレポートしてみたいと思います(^O^)/
さて、今回のフォーラムのテーマは『世界で勝つ! 「グローバル化の時代を勝ち抜く経営戦略」』。第一部の津田氏の講演は「日本エレクトロニクスの復活に向けて」というテーマでしたが、それに続くパネルディスカッションのテーマは【生き残るためのコアコンピタンス】。
ITビジネス業界にはカタカナ表現がつきもので少々やっかいですが(笑)、コアコンピタンスとは「他社にはない独自の技術やノウハウを集積している中核となる能力」のこと。つまり、このパネルディスカッションは「ますます国際化する社会で生き残るために、核となる技術や能力は何か?」についてのざっくばらんな意見交換の場である、と考えてよいと思います。
司会進行役のモデレータは、fプロジェクトコンサルティング代表 高橋 和渡氏。パネラーは、先ほど講演を終えたばかりの国際技術ジャーナリスト・アナリスト 津田 建二氏、コーセル株式会社 IPS開発部部長 万尾(まんお)達也氏、そこにイワキの向林部長を加えた4名がセンターテーブルに並びます。
産業構造の転換が叫ばれて久しい今日この頃ですが、勝ち残りを目指すためのキーワードが「グローバル化」であることは間違いない事実です。富山からお越しの直流安定化電源装置を主力商品としたコーセル株式会社様と並び、われわれイワキも「実業を営む企業の代表選手」として、産業界の生の声をお伝えするのが今回のお役目なのだと思います。決して大企業とはいえない規模ながら、少量多品種でがんばっている元気な企業ということで白羽の矢が立ったのでしょう。
ありがたいことに、会場にはイワキのことを知らない方々も多いかもしれないということで、事業内容の説明からさせていただけるとのことで、会社のよい宣伝にもなりました(笑)。このブログをお読みの皆さまには、今さら釈迦に説法かと思いますが、イワキのビジネスは、市場規模約4,000億円と言われるポンプ市場の中で、約1/4の割合を占める「ケミカルポンプ」市場に的を絞って展開しています。よく「ニッチ産業」などと言われますが、意外と幅広い多種多様な市場なんです。環境保全に欠かせない水処理市場をはじめ、食品製造、半導体製造、医療・・・そして近年では燃料電池や二次電池、バイオエネルギーなど新エネルギーの分野でもイワキの製品がたくさん活躍しています。ですからよく、初めてのお客様には「うちはケミカルポンプのデパートです」みたいに紹介したりもするんです(*^^)v
なぜイワキが「ケミカルポンプ」を事業の中心に据えることになったのか・・・社史を綴ったブログ『ポンプに賭けた男たち』で紹介していますが、それはイワキのルーツが、実験、研究室などに使われる理化学機器にあるからなんです。そこから「国産初のマグネットポンプ」の開発へと至った経緯があります。そして、各種のケミカル液を扱うポンプの開発を次々と手掛け、まさにポンプのデパートとして様々な製品を提供、ケミカルポンプ分野のリーダーとして今日に至っています。
こうして、あらためて会社の歴史を振り返ってみると、イワキは、ただのポンプ屋ではなく「ケミカルポンプ」を極めるべき存在であり、お客様のニーズに合ったきめ細かな製品づくりを行うことが重要な使命なのだと痛感させられます。もちろん、これまでも、取り扱うものがケミカルということを念頭に、品質設計に対しては十分な対応を行ってきました。そのため、社員の技術部門への配置割合も高く、研究開発にも力を入れています。様々なケミカル液に対応するには、様々な材質の部品の組み合わせが必要になるため、豊富なケミカルの知識とノウハウが必要となります。われわれは、常に知識とノウハウの蓄積を重ねていく必要があるわけです。
また、生産体制において組立ては自社工場で行っていますが、部品の加工については優れた技術を持つ取引業者様とパートナーとなり品質の向上に取り組んでいます。さらに、ポンプのデパートとして単に様々な製品を提供するだけではなく、長年ご利用いただくためのメンテナンスサポートまで含めた、専門店としてのきめ細かなサービスを提供することも重要なことだと考えています。
こんなふうに、今回のパネルディスカッションは、イワキの「コアコンピタンス」について、あらためて深く考えさせられる貴重な機会ともなったわけですが、パネラーという大役を果たした向林部長に、終了後の感想を求めたところ「結局は“人”だね」という、なんともイワキマンらしい答えが返ってきました(#^^#)
パネルディスカッションの後半は、グローバル化を支える戦略の話になったのですが、しだいにその戦略を支える人材や社風の伝承についての話題に移り・・・イワキは「リストラのない会社」であり、先輩諸氏から伝承された、何事も“あきらめない”というイワキの社風にスポットを当てていただくことになりました。ふだん社内にいると当たり前になってしまいますが、やる気のある人間にはチャレンジの機会が与えられ、ある程度の失敗も許され、安心してそれぞれの持ち場を究めていくことのできるイワキという会社は、もしかしたら「ふつう」のレベルが高いのかもしれません。
これからも、「皆さまのお役に立てるように、より一層がんばりたいなぁ」と、志を新たにした今回のフォーラム取材でした (^^ゞ
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