次亜無脈動注入ポンプ&システムの特長

追従性の良い安定した制御

  • 電磁流量計とPFCコントローラを用いた実流量フィードバック制御方式のため、追従性の良い安定した流量制御が行えます。
  • ポンプの回転数と吐出量は比例関係にあるため(吐出圧力一定時)、高精度で幅広い範囲の流量制御が可能です。
  • 回転数をあげることで配管内のエアー溜りを強制的に排出することができます。

トータルコストの低減

  • レシプロポンプと異なり、エアーチャンバが不要のため、構成機器が少なく配管の取り回しもシンプルになり、イニシャルコストの低減が図れます。
  • GM-J型の摺動部品は耐摩耗性に優れているため、一軸ネジポンプに比べて部品交換のサイクルが長く、維持費が安くなります。また、構造がシンプルのため保守点検の手間も省けます。

最適なユニットをオーダーメイド

  • ご要望に合せて配管ユニットおよび制御盤の設計・製作から検査・出荷、現場調整まで一貫して行っています

次亜塩素酸ナトリウム注入システム比較表

項目 イワキ
GM-Jシリーズ
レシプロ方式
(ダイヤフラム式定量ポンプ)
一軸ネジポンプ式
ガスロック 無(ステータ摩耗時は有)
脈動
チャンバ 不要 必要 不要
配管 シンプル注1 複雑 シンプル
定量性 有(PFCシステムによる制御) ステータ摩耗により経時的に低下
流量レンジ
アビリティ
1:100以上注2(PFCシステムによる制御) 1:30注3 1:100
ポンプ軸シール方式 シールレス(マグネット駆動) シールレス シールレス
消耗部品 有(一部樹脂部品など) 有(バルブ、ダイヤフラム、オイルなど) 有(ロータ、ステータなど)

注1:配管条件厳守事項あり
注2:要求仕様流量範囲により異なります。GM-12J最大1:593(0.1MPa時)、GM-15J最大1:593(0.1MPa時)
注3:当社比

システムフロー

  • 本システムは、次亜塩素酸ナトリウム移送専用設計のケミカルギヤポンプ・PFCコントローラ・電磁流量計・インバータ・背圧弁で構成されます。
  • ポンプの吐出量を電磁流量計で計測し、その値を電気信号に換えてPFCコントローラへ送ります。
  • PFCコントローラは、あらかじめ取り込んだ目標値(注入量)と計測値を比較して偏差がなくなるようにインバータを制御します。
  • インバータは、PFCコントローラの出力に応じてポンプの回転数を増減することで吐出量を一定に保ちます。
  • PFCコントローラ以外でも同等の制御機器(PLCなど)で制御可能です。

構成機器

機器名称 GM-J型/推奨機器
注入ポンプ GM-12JNLH-04FC
吐出量範囲:
0.003〜1.03L/min注1
最高吐出圧力:0.3MPa
GM-15JNLH-04FC
吐出量範囲:
0.03〜4.46L/min注1
最高吐出圧力:0.5MPa
GM-15JNLL-04FC
吐出量範囲:
0.03〜2.33L/min注1
最高吐出圧力:0.5MPa
コントローラ注2 PFCコントローラ FP-36
流量計注2 電磁流量計(一体型 フランジタイプ)
検出器 : AXG□□□-GA000BJ1AP210B-1DA11/GRV
□□□ : 流量計の口径 ※原則 GM-12Jは002、GM-15Jは005電磁流量計(分離型 フランジタイプ)
検出器 : AXG□□□-GG000BJ1AP210B-NNNNN/GRV
□□□ : 流量計の口径 ※原則 GM-12Jは002、GM-15Jは005
変換器 : AXG4A-G000101DA11/SB
専用ケーブル : AX01C-C□□□(端末処理済、ケーブル長□□□m)
インバータ注2 FR-Aシリーズ
背圧弁 BV-3NV-15 BV-3NV-15, BV-3NV-15S
フィルタ/ストレーナ注2 【フィルタ】弊社専用品
カートリッジフィルタ: PVC-250-1-VF-TS20(接続TS20A)
カートリッジ : 250L-PPX-100
【ストレーナ】市販品
メッシュはチタン製100メッシュを推奨
圧力計注2 隔膜式圧力計

注1:吐出量範囲は流量制御時、最高吐出圧力時の値です。吐出圧力により流量範囲は異なります。
注2:上記推奨機器型式以外も対応可能です、別途ご相談ください。
• 使用温度範囲:0〜35℃、詳しくはお問合せください。また、電解次亜のお取扱いについては、別途ご相談ください。

製品に関する情報

カタログ、資料ダウンロード

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イワキのサポート
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