GR-10B-220A-20Cの特長

無試薬式ながら全残留塩素が測定可能

下水処理場放流水や工場排水の結合残留塩素主体の全残留塩素が測定可能注です。

注:貸出機をご用意しています。事前のフィールド試験を推奨しています。

特殊構造フローセルを採用

SS(浮遊物質)などによる詰まりが発生しにくいため、フィルターなどの前処理が不要で運用することが可能です。

データロガー機能を搭載

SDHC/SDカードを利用したデータロガー機能を搭載。市販のSDカードを装着すれば、最短10秒間隔で日時、残留塩素濃度、警報の有無などを自動記録します。
※ご使用になるSDカードは、SDアソシエーションのメンバー企業の製品を推奨します。
※動作確認済みのSDカードについてのご案内

3電極ポーラログラフセンサを採用

検水中の干渉物質や電導度の影響を受けにくく、広範囲の検水にも対応可能です。

電極洗浄機構でセンサの感度劣化を防止

機械駆動部のないビーズ洗浄で電極表面を連続機械研磨洗浄します。また、電解洗浄機能により、電極表面の化学的汚染を洗浄。感度低下が起こりにくいため、保守頻度が抑えられます。

用途例

  • 下水/し尿処理場の放流水
  • 工場排水の放流水
  • 工業用水・再生水などのリサイクル水
  • 浄水場の前塩処理
放流水(下水処理場)

モニタ仕様

型式 GR-10
測定原理 ポーラログラフ法
測定方式 ビーズ洗浄・電解洗浄併用型微小固体3電極方式
測定成分注1 全残留塩素(結合塩素主体の全残留塩素)
測定濃度範囲(標準)(フルスケール変更範囲)注2 0.00~2.00mg/L(1.00~10.00mg/L)
表示 測定値表示部(PV):デジタル4桁LED表示 最小分解能:0.01mg/L
設定値表示部(SV):デジタル4桁LED表示
繰り返し性 フルスケールの±5%+1デジット以内(流量、pH、温度、電導度、測定成分一定時または水道水質にて)
検水pH範囲 pH5.8〜9.5(変動幅0.5pH以内)
電導度範囲 5mS/m以上(ただし、塩化物イオン1000mg/L以下のこと)
伝送出力 DC4〜20mA 絶縁型 最大負荷抵抗 550Ω
接点出力 上限、下限、制御出力:各1a 装置異常:1b
接点容量 制御出力リレー:ACピーク/DC400V 0.5A MAX.(抵抗負荷)
その他のリレー:AC250V/DC30V 1A MAX.(抵抗負荷)
制御出力方式 ON/OFF制御またはパルス比例制御
メモリーカード SDHC/SDカード ログデータ保存用(スタンダードサイズSDスロット)
電源 1⌀AC100V〜240V±10% 50/60Hz
消費電力 20VA
周囲温度範囲 −10〜45℃
設置方法 壁面取り付け、または50Aパイプ取り付け

注1:特注にて遊離残留塩素測定仕様への変更も可能です。
注2:変更範囲内にて設定してください。

フローセル仕様

型式 FC-220A
検水流量 6〜20L/min
構造 ビーズ噴流洗浄機構付きオーバーフロー型
接液材質 PVC、PA、PE、PP、CR、NBR、EPDM、ガラス、シリコンゴム
検水入口 VP16伸縮継手
検水出口 VP30ソケット(大気開放のこと)
検水入口圧力 0.2MPa以下のこと
検水温度範囲 0〜45℃(凍結なきこと)

センサ仕様

型式 RE-20C-010Y
検水温度範囲 0〜45℃(凍結なきこと)
温度補償 サーミスタによる自動温度補償
設置方法 FC-220A型測定槽に取り付け
洗浄方法 ビーズによる機械研磨洗浄および電解洗浄併用
ケーブル長 約1m

• 仕様により、センサ種を変更する場合があります。

GRシリーズ用 ログデータ表示ツール一式

GRアプリ_配布構成_v138_IWAKI(1.1MB)
内容:プログラムファイル、取扱説明書、サンプルデータ、他
ダウンロード時(Microsoft Edge をご利用の場合)とアプリケーション実行時の手順

製品に関する情報

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