ダイレクトポンプ NRDシリーズ（キャンドモータポンプ） | ケミカルポンプと流体制御機器のイワキ [製品サイト]

NRD-70/100【NEW】　高性能キャンドポンプに新機種が登場

NRDシリーズに新たに高揚程・大流量タイプが加わりました。また、ポンプ可変信号入力と同時にポンプ運転出力（回転数パルス出力^注）が可能です。

注：オープンコレクタ方式1パルス/回転で出力。

• 最大吐出量範囲：55〜140L/min
• 最高揚程：9.3〜26m
• 比重限界：1.07
• 電源：DC48V
• 重量：2.7kg

NRDシリーズの特長

コンパクト設計

樹脂製のキャンドモータ構造により、小型・軽量化を実現。省スペース化を図れます。

シールレス構造

マグネット駆動方式によるシールレス構造のため、液漏れがありません。軸シールの交換が不要です。

長寿命設計

DCブラシレスモータの採用でブラシの摩耗がなく、ACモータ並みの長寿命です。

流量可変機能・駆動回路内蔵

DC1〜5Vの外部入力信号もしくは、400Hz±10%のPWM（Duty 0〜100%）信号^注1により流量変更が容易に行えます。また、モータ駆動回路を内蔵しているので、電源と外部入力の接続で運転が可能です。

注1：NRD-08Z-P4/70/70X/100/100X/100H型のみ。また、PWM制御信号はオープンコレクタ（ドレイン）で接続してください。

接続方法は4タイプ

ホース、Rネジ、NPTネジ、Gネジ^注2の4種類の接続方法があり、設置スペースや設置方法に合わせて選択が可能です。

注2：NRD-40/40X/70/70X/100/100X/100H型のみ

国際的な安全規格の取得が容易

電源電圧は、安全電圧（50V以下）に分類され、UL・CSA・CEなどの国際的な安全規格が容易に取得可能です。DC電源は地域による電圧や周波数の特定がなく機種の統一化が可能です。

高温環境対応

ポンプ設置場所の雰囲気温度はMax. 50℃、取り扱い液温度はMax. 80℃まで対応可能です。

● 08Z型は、雰囲気温度Max. 40℃、取り扱い液温度はMax. 50℃です。100H型は、取り扱い液温度はMax. 70℃です。

作動原理

NRDシリーズは、インペラと一体化されたロータマグネットを直接ロータとして駆動するキャンドタイプの渦巻きポンプです。
ポンプ室をケーシングにより外部と完全に遮断し、インペラを回転磁界によって駆動するため、軸シールがありません。
マグネットカップリング方式のポンプに比べ、コンパクトでシンプルな構造です。

用途例

燃料電池：コージェネレーションシステム（冷却・循環）
医療：生化学分析、冷却装置、湿布、低温医療器、レーザー治療用冷却、内視鏡洗浄装置
理化学分析：恒温装置、純水装置、各種分析装置
自販機：ディスペンサー
写真：X線フィルム現像機、CTスキャン（光源冷却）
半導体：半導体冷却装置
表面処理：小型メッキ装置
ソーラーシステム：電気温水器、ソーラーバッテリー集熱器
映像：プロジェクター（光源冷却）

概略仕様

最大吐出量範囲	5.1〜140L/min
最高揚程範囲	4.1〜26m
主要材質	GFRPPE、GFRPP、GFRPPS
液温範囲	0〜80℃
定格出力範囲	6〜195W
電源	DC24V、DC48V
シール方式	シールレス