Vol.062　イワ気になる隊が行く！国際食品工業展「FOOMA JAPAN 2016」突撃（？）レポート

去る6月7日（火）～10日（金）の4日間、「おいしい技術をアップデート。」をテーマに東京ビッグサイトにて開催された「FOOMA JAPAN 2016（国際食品工業展）」に、今年もイワキは元気に出展してまいりました(^o^)／

「FOOMA（フーマ）」とは、「food（食品）」と「machinery（機械）」から成る造語ですが、この「国際食品工業展」は、近年は海外からの注目度も高く、今、日本で最も熱い展示会のひとつと言ってもよいかもしれません。

今年の来場者は4日間で94,497名と、昨年を1,695名も上回る盛況ぶりだったようですが、製造用ロボットから包装資材に至るまで、会場には「おいしい技術」と「おいしい香り」がたっぷり詰まっており、試食コーナーを設けているブースも多いので、メルマガ編集部こと「イワ気になる隊」の取材にも、自然と熱が入ります(笑)。

聞くところによると、ブース設営の日には、昨年お向かいのブースだった出展社様より「卵焼き」と「焼きそば」の差し入れをいただいちゃったそうで、まさに名実ともに「おいしい」展示会となりました。

食品製造現場に最適なポンプたち

さて、今年イワキがブースを構えたのは、東５ホールの中ほど。お隣はどら焼きの製造機械を展示する業者さんで、甘い香りに包まれつつの展示となりました。なんと言っても「FOOMA」はアジア最大級の「食の技術」の総合トレードショーですから、今回の主役は「こんなところにイワキです」でも取り上げた、サニタリー性に優れた「サニタリーロータリーポンプ WRUシリーズ」でしょう！

というわけで、ブース内の一番目立つ場所に、アイキャッチとして実演装置を設置。カラフルなスーパーボールの混入した液体を使い、サニタリーロータリーポンプ WRU型が固形物を崩さず移送する様子をご覧いただきました(#^^#)

ちなみに、世界最大の生産量を誇る米国SPX FLOW社製のロータリーポンプのことで、かれこれ70年近く世界の食品・医薬品・化学工業界などにロータリーポンプを提供し、現在も世界のトップブランドとして絶大な信頼を得ております。

イワキでも食品関係の取引先様に、自信を持ってこのポンプをご紹介しているのですが、低粘度液から高粘度液、外気に触れると固形化する液、軟質固形物を含んだ液など、取扱い液が広範囲なことに加え、洗浄性とメンテナンス性を徹底追求しており、食品製造の現場などには、まさに最適なポンプなのであります(*^^)v

ふだんは目に触れることのないポンプの内部ですが、こうして一つひとつのパーツを見てみると、細部に渡って考え抜かれた設計になっていることがわかります。

また、昨年行った「サニタリーロータリーポンプの分解＆組立て実演」が好評だったことを受け、今年も、１日6回メンテナンス部による分解＆組立て実演を行いました。

また、サニタリーロータリーポンプ WRU シリーズの分解＆組立てに関しては、ちょっとしたコツさえわかれば、特別な技術がなくともスムーズに行っていただけますので、イワキ公式YouTubeチャンネルの動画もご活用ください。

食の未来を担う実験装置たち

こうした「食の今」を支えるポンプたちに加え、「食の未来」を担う分野にも、イワキは果敢にチャレンジしています。今回展示したのは、小型魚類集合水槽システム「LABREED（ラブリード）ITSシリーズ」と「野菜の水耕栽培装置」の2つのユニットです。

「LABREED」は、研究分野におけるモデル生物として注目されている、メダカやゼブラフィッシュなどの小型魚類を効率良く安定飼育するための装置です。機能性食品などの研究・開発や安全性評価、メタボリック・シンドロームや生活習慣病改善の研究、ワクチン等の開発に加え、工場から出る排水の安全性確認など、広い分野で活用されています。

一方、「水耕栽培」は食品以外の業界からもビジネスとして注目を集めている分野で、イワキの水質管理機器や水温制御機器などの製品が、安全でフレッシュな野菜をお届けすることに一役買っています。

最後になりましたが、ご多用中にもかかわらずイワキブースに足を止めていただいた皆さまに、心から御礼申し上げます。今回は特に海外からのお客様にも多くお立ちよりいただきましたが、会期中の説明で不十分な点などございましたら、ぜひお気軽にメールサポートよりお問い合わせください。

以上、「FOOMA JAPAN 2016」レポートでした(^^ゞ