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ポンプに賭けた男たち
残された社史に基づき、イワキの歴史を紐解いていくこのコーナー。文字通り「ポンプに賭けた」男たちの熱いドラマをお伝えしてまいりましたが、第60話までの創業者編に続き、第61話からは【レイシー編】として、水生生物や研究分野におけるイワキのブランド「レイシー」の歴史を紐解いております。
>>>(第64話)独自の装置も考案 時代の追い風を受けレイシー大躍進!
前回は“時代の追い風”を受け、大躍進を遂げる株式会社レイシーの姿に迫りました。続く今回は、その製品群にスポットをあててみたいと思います。
これまで綴ってきたとおり、レイシーは「観賞魚の飼育装置向けケミカルポンプ」からスタートした事業でしたが、その主力製品は、しだいに「水質管理関連機器」へと発展をみせていきました。まずは、ロングセラーとなったポンプたちから、順番に紹介していきましょう。
レイシー設立の契機となり、“レイシーの顔”ともいえるロングセラー製品。海水でも使用できる縦型循環ポンプとしては、他に競合がないほどの製品であるといえるかもしれません。
1996(平成6)年春にはリニューアルを行い、その後何度かのモデルチェンジを経て、現在に至る息の長い製品です。
ある意味オーバーフロー水槽用の横型循環ポンプの代名詞ともなっているポンプで、高い評価を誇る製品です。
1993(平成4)年に登場したダイレクトドライブ方式の水陸両用ポンプ。寝室でも使える消音タイプで、P型・RMD型に次ぐレイシーの看板製品として成長しました。
強い圧力で水深の深い水槽でも使用でき、また、AC電源タイプのみならず、DC電源タイプもラインアップしました。船舶や車載用も含め、活魚用エアーポンプの定番となっています。
1995(平成7)年発売の60~90センチ水槽用の小型クーラー。レイシーの蓄積した技術および製造ノウハウで低価格を実現しました。ある意味、観賞魚ファンに熱狂的に迎えられた製品です。RSDを組み込んだポンプ一体型もありました。
チラータイプの水槽用クーラー。冷却専用のRX型、冷暖両用のRXD型など、合わせて16機種のラインアップを誇り、売り上げ金額もレイシーのナンバーワンに輝きました。まさに、レイシーを水槽用クーラーのトップメーカーに押し上げた製品と言ってもよいでしょう。
投げ込みタイプの冷暖両用の水槽用クーラー。性能・デザインとも、業界で高い評価を得ることができました。
ポンプによる強制循環式の槽外設置型紫外線殺菌灯として意匠登録製品。海水魚水槽セットの必需品です。強力なUVランプとスマートなデザインで、1993(平成5)年の発売後、たちまち主力製品となりました。
小型のオゾン発生器。オゾンの殺菌力・酸化力で水を殺菌、UVFとならんで魚の病気予防用として活躍しました。
P型ポンプが組み込まれた上部フィルターで、60~ 120cm水槽用まで4機種のラインアップを揃えました。高いろ過能力で、海水魚や大型淡水熱帯魚水槽に広く使われていました。その後1996(平成8)年1月にはRSD型組み込みの間欠式ウェット・アンド・ドライタイプのRFG型も加わりました。
レイシーが業界トップブランドとしての認知を得られたのは、まさにこのような製品群が“チーム”として機能してくれたからではないでしょうか。
これまで “流体制御のプロ”として工業技術を探究してきたイワキにとって、まったくの畑違いであった観賞魚の飼育という分野への進出は、ある意味「ペット産業」への参入でもありました。
その新しいマーケットにおいて、単に「ポンプを販売する」という視点に留まらず、イワキが得意とする「水質管理」にまで事業ドメインを拡げ、蓄積したノウハウとともに提供できたことが、レイシーをトップブランドに押し上げた勝因であったように思えます。
この事実を俯瞰してみれば、「工業技術をペット産業へと投下した」とも言えるわけですが、常に発展を目指すイワキスピリットを持って、その後のレイシーはどんな展開を見せるのか・・・この続きはまた次回にいたしましょう。
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