ヨーロッパ、アメリカ、アジアを拠点に、ワールドワイドにビジネスを展開しているイワキ。

このコーナーでは、そんな世界のイワキを支える拠点とお国柄、そして“各国の名物社員”などを楽しくご紹介していきたいと思っています。

金銭感覚は初任給の使い方で身に付く

新入社員の皆さんも、そろそろ新生活に馴染んできた頃かと思います。もうすぐ初めてのお給料が出る頃ですね。

学生の時と違って、しっかり収支を管理できてこそ、一人前の社会人です。

そのためには家計簿(もしくはお小遣い帳)をつけるといいよ・・・なんて話もよく聞きますが、なかなか続けるのも大変ですよね。

先輩たちは、どうやってお金の管理をしているのか? 聞きたいのは山々だけど、日本人同士だと、なかなかお金の話はしにくいもの。

そんな時、イワキヨーロッパの特派員が、ドイツの会計事務所にお勤めの方々と「家計簿談義」に花を咲かせてきたのです。実にタイムリー!!

ということで、本日はドイツ人の金銭感覚について、ちょっとお話したいと思います。ドイツ人は、日本人とよく似ていると言われますが、果たしてお金に関してはどうなのでしょう?

特派員が話を聞いたのは、ドイツの会計事務所にお勤めのドイツ人と日本人。

両名とも自分が家計簿を付けているそうです。まぁ、職業柄なのかもしれませんが、「ドイツ人は堅実家」というイメージ通りですね。

でも、話を聞いているうちに、どんどん頭の中に「???」が湧いてくるのです。ん? あれ? 何かがおかしい・・・やっぱり、ドイツと日本には、大きな隔たりがあるのかも・・・??

お金の管理も、初めよければすべてよし?!

まず、ドイツの方は結婚すると、そのほとんどが奥様は専業主婦になるそうです。すなわち収入はゼロ。共働きが多い日本とは、もうスタート地点から違うんですね。

そして、旦那さんの稼ぎだけで一家を賄うわけですが、生活費の使い方(渡し方)も違います。

旦那さんが、奥さんの管理する銀行口座に、毎月の生活費を振り込むんです。そのお金の中で、奥さんは食料を買ったり、子供の必要品を買ったり、住居の維持費に使ったりするとのこと。

まぁ、給料の一部を生活費に当てる。これは日本でも珍しいことではありませんし、多くのご家庭がそうしていると思います。

でも、驚いたのはこの先です。

【ご主人のお給料】ー【生活費】= 【???】

この残ったお金は、一体どうなるんでしょう?

さすがに「給料はいくらもらっているの?」などは聞けませんでしたが、会計士ゆえに高収入であることは予想されます。

「特別支出や家族旅行代金支払なども僕が払うけど、残りは“自分の趣味に”使うよ♪」

実に自然体で答えるではありませんか!(ちなみに彼はポルシェをお持ちです)

え? (・∀・)? そんなことしていて、奥さんから叱られないの?

そう聞き返したら、なんでそんなことを聞くのか?という表情で「もちろん。だって、妻は、僕がいくらもらっているか、知らないのさ」

ガ━━Σ(゚Д゚ ;)━━ン!

日本の場合、私の経験則からいうと全体の8割は、家庭のお財布は奥さんが握っていますよね。共働きでも、お財布はひとつ。銀行口座の管理も奥さんがやっているご家庭が多いと思います。そして、亭主は奥さんからお小遣いをもらい、その額は年々少なくなって行く・・・というのが、今どきの日本のスタンダードのように思います。日本でもドイツ式スタイルを通す<剛の者>亭主の方もいますが、圧倒的に少数派でしょう。

ところが! ドイツでは、亭主の収入を知っている奥さんはあまり多くないとのこと。たとえ知っていても、口座はご主人が管理し、キャッシュカードもご主人が持っているので、勝手に動かすことができないんですって!! これはお子さんができても、変わらないそうです。

わぁ〜・・・へぇ〜・・・この話があまりにショッキングで、家計簿の詳しい話をよく覚えていないのですが(申し訳ない…)、なんだか目からウロコがたくさん落ちた思いです。

やはり物事は「最初が肝心! 初めよければすべてよし」なのでしょう。最初からルールをつくってしまえば、物事はそのとおりに進んでいくのかもしれませんね。

夫婦愛は世界各国、万国共通だと思いますが、お金に関してはこうも違うとは。世界は広い・・・改めてそう思った次第です。

以上、イワキヨーロッパからお届けしました~!

IWAKI EUROPE GmbH
場所:ドイツ ヴィリッヒ市
設立:1985年
従業員:日本人2名を含む33名

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