前半に引き続き、「F」がお送りします!

今回はアユタヤ近くのお客様を訪問しました。アユタヤはイワキタイのあるバンコクから車で約2時間、およそ80km北に位置する古都です。
アユタヤは14世紀〜18世紀の頃、400年余りの栄華を誇ったアユタヤ王朝の首都でした。現在は遺跡が歴史公園として世界遺産にも登録され、バンコクから気軽に行ける観光地として人気です。

この公園にはさまざまな遺跡があって、とても見応えがあります。また象に乗って公園内を回るエレファント・ライドも人気のアクティビティになっています。

エレファント・ライド
アユタヤ遺跡

なぜアユタヤに象?これには歴史的な理由があります。16世紀後半にビルマ軍がアユタヤに侵攻したとき、ビルマ王子との一騎打ちで歴史的な勝利をおさめました。当時の王族は象に乗って勇敢に戦ったそうで、これに由来して、現在でも象はアユタヤの人々にとって身近な存在になっているそうです。

タイの50バーツ紙幣には、英雄ナレースワン大王(アユタヤ朝の王・ムエタイの創設者)の姿と一緒に象が描かれています。タイの人々にとって象は欠かせないパートナーなんですね。

ちなみにタイは仏教の国で、実に国民の約95%が仏教徒です。タイ国内には約3万ものワット(仏教寺院)があると言われています。地方のワットには、社交場としての機能もあり、学校や市場が併設されていることも多く、タイの人々にとってワットは、深く生活に根ざした場所です。

お祈りの様子
ワットの周辺

また、タイにおける僧侶の社会的な位置づけは高く、電車やバスには専用の優先席が設けてあり、優先順位は1番目が僧侶、2番目が妊婦さん、お年寄り、子供という順番だそうです。

そして日本との違いで一番驚いたのが、朝8時と夕方6時になると国歌が流れることです。
その時間帯に駅構内の待合室にいたのですが、私以外の全員が直立不動となっていました。現地イワキタイの従業員に聞くと、国民はこの国歌が流れると、タイ王室に忠誠を誓う時間として、道を歩いている人は立ち止まり、王室への敬意を表すそうです。そのことを知った後には、自分も自然と直立するようになりました。

またタイでよく見かける手を合わせる仕草(ワイ)は、挨拶や感謝の意を表すもので、相手の地位が高いほど、手を上にあげていきます。掌を完全に合わせるのではなく、中を少し膨らませるのが日本の合掌との違いです。マクドナルドの店先によくいるドナルドもワイをしていました。

帰国する時間になりました。

帰国の際、滑走路越しの夕陽が綺麗でした

長いようで短かったタイの滞在も終わり、帰りの道中、夕陽がとても綺麗だったので写真を思わず撮っていました。
今回の訪問を振り返ると、さまざまな方とお会いでき、また、イワキタイの現地従業員とも交流ができましたので、とても有意義な訪問となりました。

以上、「F」がお届けしました!

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