水リサイクルプラントの設備担当の方から寄せられたご質問です。

RO処理水へ還元剤を注入していますが、ポンプの脈動があるため「混合ムラ」ができてしまいます。混合の均一化を図りたいのですが、何か良い方法はありませんか?

均一に注入できないことにより残留した殺菌剤が、RO膜の劣化を促進します。一般にRO膜は高価なため、メンテナンスコストが多くかかってしまいます。

混合ムラをなくしてRO膜のメンテナンスコストを削減したいのですが、何か良い方法はありませんか?

エアーチャンバ不要・低脈動運転を実現した「ツインダイヤフラム型定量ポンプ TD型」をおすすめします。

ポンプの脈動は「エアーチャンバ」を設置することによって抑制することができますが、定期的なエアー補給のメンテが必要となり、配管設計にも制約があるなど、新たな問題も発生してしまいます。

そこで【エアーチャンバが不要】で【低脈動を実現】した「ツインダイヤフラム型定量ポンプTDシリーズ」をおすすめします。

 

等速度カム方式がエアーチャンバなしで低脈動運転を実現

「定量ポンプ TD」は、2つのポンプ部を1つのカムで動かすツインダイヤフラム、等速度カム方式を採用。2つのポンプ部からの吐出の和が常に一定となり、配管への負荷を抑えた低脈動注入が可能です。

駆動部構造図

等速度カムの働きにより、吐出時の流量波形が台形になります。

送液原理

F(フロント)とR(リア)2つのポンプヘッドからの吐出量の和が常に一定になるように動作します。

これにより還元剤の注入を均一化。RO処理水の混合ムラがなくなり、RO膜のメンテナンスコストを削減することができます。

低脈動・高効率を実現 使いやすさと省エネ効果を両立
直動ダイヤフラム型定量ポンプ TDシリーズ
• エアーチャンバなしで低脈動運転
• 2つのポンプ部を1つのカムで動かす、等速度カム方式を採用
• 作動油のない直動ダイヤフラム
• 高効率平歯車や往復摺動用ベアリングの採用などで駆動部を高効率化
直動ダイヤフラム型定量ポンプ TDシリーズ 詳細ページ

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