このコーナーでは、毎回ひとつの質問を取り上げ、回答していきます。
今回は、製紙工場の設備担当の方からの質問です。

スクリューポンプを使って顔料を移送しているのですが、「ステータ」の摩耗で困っています。

製紙工場で設備を担当しております。製造の過程で、顔料を調合タンクに移送しているのですが、現在使用しているスクリューポンプ(一軸ネジポンプ)の部品の摩耗に頭を悩ませております。
私どもがかかえている問題は、
1)顔料によりステータが摩耗するため経時的に定量性が低下する。そのため年2回の吐出量補正が必要となる

2)部品交換のサイクルも短いため、ランニングコストが結構かかってしまう。
の2点です。これらの問題を解決できるような、何か良い方法はないものでしょうか?

耐摩耗性にすぐれた高精度SiCセラミックス製ギヤ搭載の
「ケミカルギヤポンプGX」をおすすめします!

ご質問、ありがとうございます。ご事情、お察しいたします。
このようなケースには、イワキの「ケミカルギヤポンプGX」をおすすめしています!
お使いのスクリューポンプのステータにも、耐久性を考えた上で強度のある合成ゴムが使われているはずですが、顔料などのスラリー液に長時間さらされた状態では、物理的摩擦のために、どうしても経時劣化が起こってしまいます。
その点、「ケミカルギヤポンプGX」は、ギヤ部をはじめ、軸受などの摺動部に、耐摩耗性にすぐれた高精度SiCセラミックスを使用しているため、軟・硬質の微細スラリー液を長寿命に移送できるのです。もちろん、吐出量の補正も不要となります。

 

せっかくの機会なので、「ケミカルギヤポンプGX」の作動原理についても解説しましょう。
このポンプでは、2個の軸受により支持されたシャフトに結合されたピニオン(駆動ギヤ)と、強固なベアリングにより、外周を支持されたインターナルギヤ(従動ギヤ)との噛合い部の容積変化で液移送が行なわれます。
吸込み工程ではお互いの噛合いは離れ、2つのギヤとケーシングにより構成される空間は膨張します。この時に生じる負圧により、液はこの空間内に吸込まれます。
吐出工程では再びお互いの歯は噛合いをはじめ、2つのギヤとケーシングにより構成される空間が収縮し液を押出します。

セラミックスギヤとステンレスギヤの特性比較

耐食性 耐熱性 耐焼付性 耐剥離性 耐摩耗性 摩擦係数 耐衝撃性
セラミックスギヤ ×
ステンレスギヤ
(熱処理済)
×
ステンレスギヤ
(硬質皮膜処理済)
×

「ケミカルギヤポンプGX」は部品の消耗がほとんどなく、ランニングコストを大幅に削減することが可能。また構造が非常にシンプルなので、保守点検も容易に行えます。
以上の理由から、「ケミカルギヤポンプGX」が製紙プロセスの顔料移送工程における問題をスッキリ解決できると考えます。ぜひ、この機会にご検討ください。

微細スラリーから高粘度液まで取扱い可能な内接ギヤポンプ
ケミカルギヤポンプ GXシリーズ
• ファインセラミックスギヤを世界で初めて搭載
• 従来の内接ギヤポンプに比べ、耐摩耗性・耐薬品性を向上
• 汎用ギヤポンプ特有の脈動がなく、静かでスムーズな送液が可能
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