ビールの品質検査の定期サンプリングを自動化したい！ | ケミカルポンプと流体制御機器のイワキ [製品サイト]

ビールメーカーの工場で、品質管理をご担当されている方から寄せられたご質問です。

ビールの品質検査（サンプリング）で、ろ過器のバルブから手作業でビールを取り出しています。人手を省き、なるべく自動で定期的にサンプリングする良い方法はないでしょうか？

ビールメーカーの工場で、品質管理を担当しています。現在、充填直前のろ過器内のビールを取り出しているのですが、いくつか問題があって困っています。

容器内の圧力が高く発泡性液体のため、吸い込み／吐出バルブのある一般的な定量ポンプでは、上手くサンプリングできません。

手作業なので、正確な量を取り出すことが難しく、余分に出しすぎて無駄にしてしまうことも多いため、素早く検査に移れません。

毎日決まった時間にサンプリングを行うための人手が必要なのですが、誰もが行える作業ではありません。そのため人件費がかなりかかってしまっています。
できるだけコストをかけずに取り出す量を一定化して、ムダをカットしたいと考えているのですが、何か良い方法はありませんか？

圧力がかかっているタンクから発泡性液体をサンプリング。この移送問題を解決できるのは、ファインセラミックス製のプランジャーを採用した小型定量ポンプ、『ハイセラポンプ』です。

ハイセラポンプは、その優れた吐出精度と耐久性で、燃料電池や医療機器、製紙、化学の分野などで、広く活躍しています。また、サニタリー性を重視した特注仕様にも対応できるので、様々な要因が重なった難しい環境でも使用することが可能です。

ハイセラポンプは、バルブレス構造になっています。そのため、電磁弁などを設けることなく、高圧部からのサンプリング（引抜き）が可能です。この独特な構造により、発泡性の液体でもガスロックすることなく、安定した移送を実現します。さらに、真空部や圧力変動があるラインにも「定量注入」できるのが大きな特長です。

ハイセラポンプのセラミックス製プランジャー・シリンダなどの主要部品は、ミクロンオーダで精密加工を行っています。そのため、±1.0％以内の高い吐出精度を実現。バラツキがなく、無駄のないサンプリングを素早く行えます。

ハイセラポンプをウィークリータイマー等と連動制御させることで、注入時間を曜日ごとに設定することが可能。毎週プログラム通りにポンプを作動させ、自動的に定量サンプリングができるので、人的コスト問題を解決します。

また、ハイセラポンプは、ヘルール継手・CIP洗浄ポート付・ステンレス製ベースなど、お客様のニーズに合わせたサニタリー仕様に変更が可能です。特注品のご要望にも柔軟に対応させていただきますので、お気軽にご相談ください。

吐出量精度±0.5%のバルブレスプランジャーポンプ: ハイセラポンプ Vシリーズ (バルブレスプランジャーポンプ)
• ミクロンオーダーで精密加工された主要部品
• バルブレス構造でエアーロックを追放
• コンパクト設計で装置組込用ポンプとして多くの実績; ハイセラポンプ Vシリーズ詳細ページ