コンニチハ！世界のIWAKI
ヨーロッパ、アメリカ、アジアを拠点に、ワールドワイドにビジネスを展開しているイワキ。 このコーナーでは、そんな世界のイワキを支える拠点とそのお国柄などを楽しくお伝えしているのですが、前回ご紹介したデンマークからの研修社員ビクターが、デンマークのクリスマスをプチレポートしてくれました♪
デンマークでも、やはりクリスマスは特別な行事であり、12月は1ヶ月を通して楽しみます。この時期は「キリストの降臨を待ち望む期間」として「アドベントディ（降臨節）」と呼ばれますが、そのアドベントデイの最初の日には家族みんなで、キャンドルライトやペーパーチェーン、クリスマスリースなどで部屋の飾り付けをします。
それから屋外には、スノーマンや、ガーデンノームという家を守ってくれるといわれる小人の妖精の人形を飾ったり、庭の木々を彩るイルミネーションライトを取り付け、クリスマス気分を高めます。
さらに、大人も子供も普通の段ボールを使って、伝統的なアドベントカレンダーを作って楽しみます。カレンダーは12月1日からはじまり、クリスマスまでの毎日が小さな日めくり窓になっていて、窓の中にはチョコレートやフルーツガムなどのお菓子が隠されているんです。
クリスマスイブ以前の降臨節の日曜日には、家族や恋人の間でプレゼントの交換をします。
また、このシーズンはとても寒いので、「グロッグ」というホットワインをみんなで楽しみます。ちなみに、疲れてふらふらな状態を「グロッキー」と言いますが、このお酒を飲みすぎた状態が語源のようですよ。
もちろんクリスマススイーツとして、アップルケーキやクッキーなどもいただきます。
街には11月下旬ころから12月末まで陽気なクリスマスソングが流れます♪ ご紹介したように、たくさんのイルミネーションや飾り付けが、ショッピング街をはじめ街のあちらこちらに飾られます。日本も同じようなクリスマスの風景が見られるのでしょうか…なかなか時間が取れませんが、帰国までにできるだけ、日本のクリスマスイルミネーションを見たいと思っています。
さて、コペンハーゲンのクリスマス風景の主役はなんといってもチボリ(Tivoli)公園です。1843年に作られた伝統ある遊園地で、世界有数の観光スポットなのです。通常は比較的暖かい4月から9月にかけてと、10月中旬、それにクリスマスシーズンの期間限定で開園になります。
北欧でも12月24日はクリスマスイブを祝います。クリスマスツリーの飾り付けは、その前夜までに家族みんなで行います。そして、ホワイトクリスマスに幸運が訪れますようにと祈ります。イブにはもちろん家族全員が集まり、特別なディナーを楽しみます。たいていはローストポークやローストダックがメイン料理で、ポテトや赤キャベツが添えてあります。
そして、デザートには「ライスプディング」を食べます。お米で作られたプリンにバニラクリームが添えられ、チェリーソースがかけてあるとっても美味しいデンマークの伝統的なデザートです。
どうです？おいしそうでしょ！？
しかもその中のどれかにはアーモンドが一つ隠されていて、アーモンドの入ったプリンを当てた人は特別なプレゼントがもらえるんです。
通常は家族で一つなのですが、我が家ではたいてい二つ見つけられます。もちろんそんな不正行為を咎められることはありません(笑)。みんな誰が入れたか知っているからです。さぁ誰でしょう？
食後にはクリスマスキャロルを歌いながら♪ ツリーを囲んでみんなで踊ります。盛り上がったところで、お楽しみのプレゼントが渡されます。小さな子供がいる家庭ではサンタクロースが現れプレゼントを配ります。そうして、楽しいクリスマスの夜は更けていくのでありました。
皆さまのもとに、素敵なクリスマスが訪れますように！
メリー☆クリスマス☆彡
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