ESUシリーズの特長

アンチガスロックポンプユニットESUシリーズは脈動流を正確に計測可能な電磁式流量センサとガスロックを解消する自動エアー抜きバルブを装備しています。測定実流量に対するフィードバック制御と自動エアー抜きバルブの組み合わせにより、正確な薬液注入を実現します。

電磁式流量センサ (EFS)

目標流量をポンプに設定すればショットごとに正確な流量を計測、たとえ圧力変動など、吐出条件が変化しても、フィードバック制御により目標流量値に保持することができます。注入不良時の警報出力機能も備えています。

自動エアー抜きバルブ (NAE)

ポンプ室に混入したガス(エアー)は、自動エアー抜きバルブから取扱い液の一部とともに強制的に排出されます。次亜塩素酸ナトリウムなどの発泡性薬液をスムーズに注入できます。

作動原理

取扱い液にガスが混入しても自動エアー抜きバルブによって排出され、またフィードバック制御により目標流量値を保持します。

ガスロック状態になった場合、実流量がゼロとなりフィードバック制御によってストローク数を上げてガスを排出します。

ガスロック解消後はフィードバック制御により目標流量値でのポンプ運転を再開します。

ポンプ概略仕様

吐出量範囲 30〜110mL/min
最高吐出圧力範囲 0.4〜1.0MPa
主要材質 PVC
液温範囲 0〜40℃
電源電圧 AC100〜240V 50/60Hz 単相

コントローラ概略仕様

運転機能 MAN運転 マニュアル運転:0.1〜100.0% (1〜360spm)
流量フィードバック運転:0.1〜999.9mL/min、0.001〜59.994L/H、0.001〜15.828GPH
EXT運転 ANA.R(アナログ固定):4〜20、20〜4、0〜20、20〜0mA (ストローク数と比例)
ANA.V(アナログ可変):2点設定 (入力信号0〜20mA、流量値またはストローク数と比例)
BATCH(バッチ運転):0.1〜99999.9mL、0.001〜99.999L、0.001〜26.385G
PLS(パルス運転):2点設定(入力信号 0〜500Hz、流量値またはストローク数と比例)
入力 バッチ回数入力 無電圧接点またはオープンコレクタ
アナログ DC0〜20mA (入力抵抗220Ω)
STOP/Pre-STOP(レベルセンサ) 無電圧接点またはオープンコレクタ
AUX
インターロック
バッチ運転START/STOP
パルス
出力 OUT1 無電圧接点(機械式リレー)AC250V 3A(抵抗負荷)
出力項目は次より選択(初期値:STOP警報)
警報注3/制御エラー警報/吐出検知警報
OUT2 無電圧接点(フォトMOSリレー)AC/DC24V 0.1A
次のいずれかを選択(初期値:OFF)
センサ信号出力/同期出力/警報/制御エラー警報/吐出検知警報
アナログ DC4〜20mA(許容負荷抵抗500Ω)
記憶機能 不揮発性メモリにより記憶
電源電圧 AC100〜240V 50/60Hz

 

製品に関する情報

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