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こんなところにイワキです
このコーナーでは、様々な分野で使われているイワキのポンプの中から、「え?こんなところに?!」と思っていただけるポンプの現場にスポットを当て、いろんなシーンで活躍するポンプを紹介しています。
今回メルマガ編集部こと「イワ気になる隊」の突撃取材を受けてくださったのは、長野県松本市にある信州ミルクランド様。もう、ネーミングだけで美味しそうですよね。信州の豊かな自然とおいしい水に恵まれたここ松本で、平成9年の創業からおいしい牛乳をはじめ、乳飲料・ヨーグルト・デザートの製造、販売をしています。
今回はじめて松本の地に降り立ったイワ気になる隊。まずは松本のことを知らねば!と、取材は午後からなのにも関わらず、朝も早よから松本駅に集結しました。「松本といったら、まずはここでしょう!」ということで、松本市のシンボル、松本城からさっそく周辺調査の開始です!
松本営業所の樽井所長の案内で、松本城の駐車場に降りたイワ気になる隊。ちょっと歩くといきなり景色がひらけ、目の前にばーんとそびえ立つ松本城が。「烏城(からすじょう)」といわれるのも納得な黒のたたずまいに桟橋の赤が映え、抜群のコントラスト。「なにこれ。めちゃめちゃかっこいい!」この時点で気になる隊のテンションは、すでにレッドゾーン突入です。
現在国宝に指定されている松本城は、室町時代に小笠原氏によって築城され、以後石川氏 小笠原氏 戸田氏 松平氏 堀田氏 水野氏の6家23人の城主によって江戸時代まで守られてきました。明治に入ってから主人を失った松本城は競売にかけられ、「あわや取り壊しに?!」という憂き目にあったり「このままでは倒れてしまう」というほど風化が激しくなったりとドラマチックな歴史を歩んできたのですが、その都度、城を愛する松本の人たちに助けられてきました。昔から深い絆があったのですね。そのあたりの歴史は公式ページに詳しくまとめられているので、興味とお時間があったら是非。動画も見応えありですよ♪
門をくぐり正面から望む松本城。忍者と武将に迎えられ、気になる隊の好奇心は止まりません。せっかくだからと、天守の中もチェックすることにしました。松本城は外からは5階建に見えますが、実際は6階建。中に入るとびっくりする、急な階段が現れました。上階に上がり辛く作られているのですね。今回は時間との戦いの超速見学となりましたが、見どころ満載でした。
松本の文化の風を感じていたら、あっというまに時がたち、お約束の時間が刻々と近づいてまいりました。風景のお次は「地元の食レポ」も我々の大事なミッションです。スピーディーに信州らしさをお伝えするには蕎麦しかない!! ということで、樽井所長がお馴染みの、地元のお蕎麦屋さんに連れて行っていただきました。
「ここ、結構ボリュームありますよ」という樽井所長の言葉に、「おう、望むところよ!」と、なぜか武士口調の気になる隊。「腹が減っては戦はできぬ」とばかりにオーダーしたのですが・・・実際に出てきたお蕎麦の迫力に、あっけにとられる気になる隊でした。
さすがは蕎麦の本場、信州。水もよければ粉もよし。わさびもよければ腕もよしで、ものすご〜く美味しかったです。ご馳走様でした。午後からの取材の良い活力になりそうです。
ということで、「松本魂」をほんのちょっとですがインプットできたイワ気になる隊。午前中の何時間かで、すっかり「松本ファン」になりました。
さぁ、いよいよ目的地、信州ミルクランド様に到着です。かわいらしい三角お屋根の建物が、なんとも「ミルクランド!」という雰囲気を出しています。ここでイワキのポンプは、どんな仕事ぶりをみせているのか、ますます気になる、気になる隊なのでした。
今回取材を受けてくださったのは、取締役工場長の熊谷光益様、製造部長の武居正浩様、製造部施設課課長の稲葉宏克様のお三方。お忙しい中貴重な時間を頂戴し、本当にありがとうございました。
創業のきっかけは国の「乳業再編整備等対策事業」に基づき、長野県内の協同乳業(株)松本工場市乳部門、長野県農協直販(株)中野工場、上小牛乳商業協同組合の3社合同で、協同乳業発祥の地に信州ミルクランドが設立されました。創業は平成9年12月、工場が稼働したのは平成11年9月。今年で創業20周年! そんな大切な節目にイワキの取材を受けてくださり、心から感謝しております。
信州ミルクランド様には、日々長野県内の約1/4の「生乳(なまにゅう/せいにゅう)」と呼ばれる「搾りたてのお乳」が集まり、適切な加熱殺菌処理を行ったあと、牛乳や乳製品などの加工品を作っています。その量、年間3万5千トン! 1日あたりおよそ100トン! アイテム数はなんと120品目!!
「120品目?!」と聞いて目を丸くする気になる隊に、「まずは飲んでいただきましょうか。その方がいろいろわかっていただけるかと・・・」と、熊谷工場長の優しいお言葉から、今人気の「青汁&のむヨーグルト」をいただくことになりました。
昭和時代を元気に生きて来た気になる隊。青汁といえば「まずい!もう一杯!」という有名なテレビCMが脳の奥深くに刻まれている世代なのですが(若い方はわかりませんよね。わかる方だけわかってください)、いただいた青汁ドリンクの美味しいこと! 青汁の風味を残しながら苦味がほとんどない爽やかなヨーグルト味で、「おいしい!もう一杯!」って感じで、ごくごく飲んじゃいました。
「この青汁ヨーグルトには、今注目のビフィズス菌「LKM512」がたっぷり含まれているんですよ」
と、熊谷工場長。「LKM512」は、生きて腸まで届き、腸の細胞を元気にして、“お腹を若がらせる”効果があると言われている増加型ビフィズス菌です。こんなにおいしくってカラダに良くて、さらに腸の老化まで防いでくれるなんて、最先端のプロバイオティクスの技術に驚くばかりです。
素敵なウェルカムドリンクのおかげですっかり場も和み、柔らかな雰囲気の中、取材が始まりました。では早速、色々と伺って行きましょう。
── 現在長野県の70%にも及ぶ学校給食用の牛乳も作られているそうですが、最も気をつけていらっしゃることは何ですか?
「何をおいても安心安全です。品質管理には万全を期そうと、平成23年に牛乳で「HACCP(ハサップ)」を、平成25年には全品目において「FSSC22000」を取得しています」
HACCPとは「Hazard(危害)」「Analysis(分析)」「Critical(重要)」「Control(管理)」「Point(点)」の頭文字をとったもので、日本語では「危害分析重要管理点」と訳されています。そもそもは宇宙食の安全性を確保するためにNASA(アメリカ航空宇宙局)が考案した食の安全基準で、一言でいってしまうと食品の取り扱いルールが「めちゃめちゃ厳しい」のです。一方のFSSC22000は日本品質保証機構(JQA)が定める食品安全規格。この両方を取得しているということは、「ものすごく安全」であり、「とても信頼できる」ってことなんです。
── 学校給食の関わり合いから、積極的に小学生の社会科見学を受け入れているそうですが?
「はい。授業のカリキュラムにも組み込まれているので、毎年9月〜12月に、小学3年生を中心に行っています。100名を超える子供達が来ることも珍しくありません。その時期になると急に賑やかになるので、私たちも毎年楽しみにしているんです
特にビンに牛乳を充填するところは興味深いようで、なかなか離れようとしないんですよ(笑)自分たちが飲んでいる牛乳が作られる現場を目にすることは、とっても面白いんでしょうね。みんな、どんどん目がキラキラしていくんです」
そんな子供達の様子を見ることが働く人たちのやりがいにもつながっているそうですが、ミルクランドでは面白さだけでなく「大切なこと」もしっかりと伝えています。
それは、雌牛がお乳を出せるようになるにはどのくらいの時間が必要か? お乳が出なくなったらその後はどうなるか? など、ともすれば蓋をしがちな真実もビデオやパネルでしっかりと伝えています。
── 便利な世の中、スーパーやコンビニに並んでいる「商品」という姿でしか、牛乳や乳製品を見たことがない子供達にとっては、ある意味衝撃なのでは?
「そうかもしれませんが、みんな真剣に聞いてくれています。牛乳は『生きた牛のミルクでできている』ということを子供達に肌で知ってもらうことも、我々に課せられた大きな使命だと思っています」
素晴らしい!「事件は会議室で起きてるんじゃない!」という映画の名台詞がありましたが、「牛乳は工場で作るんじゃない!牛たちが作るんだ!」ということを今の子供達にはぜひ知ってもらいたいですよね。それを知ったらきっと、牛乳の見方も変わり、牛乳をもっと好きに、大切にしてくれることでしょう。信州ミルクランドの皆様は、単に牛乳や乳製品を作っているのではなく、牛乳を通して子供達の未来を作っているんですね。
いい話がいっぱい聞けたところで、話題はいよいよイワキのポンプへ・・・。イワキとの馴れ初めやイワキのポンプについて思うことを、ストレートに聞いてみました。さぁて、どんな回答が返ってきたのか? この続きは次回、<後編>にてお楽しみください。
信州ミルクランド株式会社
会社創立 | 平成9年12月 |
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工場稼働 | 平成11年9月 |
所在地 | 長野県松本市梓川倭3862番地の1 |
事業内容 | 牛乳・乳飲料・ヨーグルト・デザートの製造、販売 |
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