ヨーロッパ、アメリカ、アジアを拠点に、ワールドワイドにビジネスを展開しているイワキ。このコーナーでは、そんな世界のイワキを支える拠点とそのお国柄などを楽しくレポートしていきたいと思います。

こんにちは! 「(Vol.49)タイの道中でイワキのポンプを見つけました」で、レポートをした「F」です。
今回、出張でフィリピンの水処理現場に行ってきました!

浄水場で活躍するポンプ

日本の浄水場でもイワキのポンプは様々な工程で使用されていますが、このフィリピンの浄水場では、定量ポンプとマグネットポンプが使用されています。

まず目に入ったのが、ずらりと並んだ直動ダイヤフラム式定量ポンプLK屋外仕様なので、この現場でも優れた耐久性を発揮してくれます。浄水場では凝集剤のPAC(ポリ塩化アルミニウム)や、消毒薬として次亜塩素酸ナトリウムなどの薬品を送液しています。

直動ダイヤフラム式定量ポンプLK

次に活躍していたのは自吸式マグネットポンプSMX。SMXはチャンバーや自吸弁を使わない気液分離方式を採用し、高い自吸能力を実現します。独自のセルフラジエーション構造で、異常運転にも強いのがこのポンプの特長です。

自吸式マグネットポンプSMX

浄水場では様々なイワキのポンプが活躍しています。ポンプは私たちの生活や産業活動のあらゆる場面で、目立たないながらも重要な役割を果たしていることを改めて確認できました。

フィリピンってどんな国?

唐突ですが、「どこかあったかいところで、海の綺麗なところに行きたいな」そんな衝動に駆られたら、迷わずフィリピンを候補に入れてみてください。

フィリピンは7000以上もの島々が織りなす、まさに南国パラダイス! エメラルドグリーンのビーチと温暖な気候で、最高のバカンスと美味しい料理を堪能できます! 日本から飛行機で数時間、時差もほとんどないという手軽さも魅力的です。

現地の方たちはみんな明るくフレンドリーで、片言の英語でも一生懸命話を聞いてくれます。「マガンダン アーラウ(こんにちは!)」と声をかけると、最高の笑顔が返ってきます。

フィリピンでは困っていると、誰かしら必ず助けてくれます。実際バス停付近で迷っていたら、現地の方が声をかけてくれて流暢な英語で、このバスに乗るんだよと教えてくれました。

バラエティ豊かなフィリピンの料理

フィリピンは、食べ物もバラエティ豊かで楽しい! シニガン(酸っぱいスープ)、揚げ春巻きのルンピア、ハロハロ(デザート)どれもこれも、一度食べたら忘れられない味! ちなみに「乾杯」は「マブハイ!」

日本にはシニガン風ラーメンが食べられるお店があるらしいです

夜のマラテ地区の賑やかな通りを散策。屋台からは美味しそうな匂いが漂い、バーやレストランからは音楽が漏れ聞こえてきます。地元の人たちに混じって、串焼きのイサウ(鶏の腸)や、甘酸っぱいシニガンを堪能しました。

まさにローカル体験。少しだけ勇気を出して屋台の方に話しかけてみると、笑顔で作り方を教えてくれたりと、終始フレンドリーでした。

日本でもお馴染みの鳥の砂肝(バルン・バルーナン)と豚のレバー(アタイ)も美味

庶民の足「ジープニー」

フィリピンの交通手段も、独特でとても興味深いものです。中でも有名なのが「ジープニー」。まるで走るアートのように、一台一台がカラフルで個性的に装飾されています。

フィリピンで広く使われている公共交通機関で、相乗りタクシーのような存在です。もともとはアメリカ軍が使っていた中古ジープを改造したもので、一般的に8〜10人ほどが乗れます。

移動中に見かけたジープニー

乗り方はとても自由で、各ジープニーの決まった路線上ならば、手を挙げればどこでも停まってくれます。初乗り料金は7ペソ(約18円)と、とてもリーズナブルです。料金はとても安いですが、初めての人にはちょっとした乗り方のコツが必要です。私はジープニーで、マニラからニノイ・アキノ国際空港まで行ってみました。

そんなジープニーも、今まさに大きな転換期を迎えています。環境への配慮や安全性向上のため、フィリピン政府は老朽化した車両の近代化を進めています。その結果、よりクリーンで安全な新型車両への置き換えが始まり、街中でバス型の新しいジープニーを見ることができました。

伝統的なジープニー

帰国前日は、帰り道に通ったマニラ・ベイ・ウォークでサンセットを見ることができました。
マニラ湾に沈む夕日は、「世界三大夕景」と称されていて、“東洋の真珠”と呼ばれるほど真っ赤に燃えるような夕焼けが印象的でした。

もし、美しい自然の中でリラックスしたい、美味しいものを気軽に楽しみたい、そして何よりも温かい人たちと触れ合いたいと思っているなら、ぜひフィリピンを訪れてみてください。きっと、忘れられない素敵な思い出ができるはずです!

そして蛇口から水を出した時、イワキのポンプをちょっとだけでも思い出していただければ幸いです。

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