このコーナーでは、毎回ひとつの質問を取り上げ、回答していきます。
今回は、「スーパー銭湯」の設備担当の方からの質問です。

スーパー銭湯のお湯循環ろ過ラインで、滅菌剤注入用ポンプがガスロックして止まってしまうことがあり、困っています。何か良い方法はないものでしょうか?

現在、スーパー銭湯のお湯の循環ろ過ラインで、水質浄化、雑菌汚染を防ぐために、次亜塩素酸ナトリウムを注入していますが、発泡性薬液のため滅菌剤注入ポンプのポンプ室内に気体が入り、ガスロックを起します。
その度に注入が止まってしまうため、目視により運転確認を頻繁に行わなければなりません。
次亜塩素酸ナトリウムを安定して注入し、なおかつ人件費を抑えて、安全な滅菌処理を行うために、何か良い方法はありませんか?

ガスロック状態とは

泡性薬液を移送し続けると、ポンプ室内にガス(気体)が溜まります。ガスロック状態とは、ポンプ室内のガスがダイヤフラムの往復動により、圧縮膨張を繰り返すため、圧縮効率を低下させ液体を移送できなくなる状態です。
気体を取り除くことにより、ポンプが液体の移送を再開します。

おまかせください!「アンチガスロックポンプユニット」がズバっと解決します!!

ご質問、ありがとうございます。ご事情、お察しいたします。
これからの寒い季節、温かい湯船に浸かるのはこの上ない幸せですよね。 一人でも多くのお客様に安全かつ清潔な環境でその幸せを味わっていただくため、日夜細心の注意を払い、ご苦労を重ねていらっしゃることと思います。
今回の質問のポイントを整理すると・・・

(1)ガスロックで困っている
浴槽の汚染を抑制するために、残留塩素濃度を確保しなければならず、ガスロックでポンプが停止することなどあってはならない。

(2)運転確認のための人員が必要
注入不良のたびに手動でポンプ室内のエアーを抜く必要がある。
という2点に集約されると思うのですが、これらの問題は、「アンチガスロックポンプユニット」をお使いいただくことで、意外なほどあっさりと解決してしまいます!
「アンチガスロックユニット」とは、その名のとおり、万が一ガスロックした場合でも、自力でガス(エアー)を追い出すことができる「自動排出装置」のこと。御社の大切なスタッフさまをボイラー/ポンプ室などでの危険を伴うガス抜き作業から、解放してあげることができるのです。
そのユニットを支えているのが「自動エアー抜きバルブ」と「電磁式流量センサ」。

●自動エアー抜きバルブ
ポンプ室に混入したガス(エアー)は、自動エアー抜きバルブから取扱い液の一部とともに強制的に排出されますので、次亜塩素酸ナトリウムなどの発泡性薬液でも、ガスロックレスでスムーズに連続注入が行えます。

●電磁式流量センサ
目標流量をポンプに設定すれば、ショットごとに正確な流量を計測。たとえ圧力変動等、吐出条件が変化しても、フィードバック制御により目標流量値に保持することができます。

アンチガスロックポンプユニットの作動原理

取扱い液にガスが混入しても自動エアー抜きバルブによって排出され、またフィードバック制御により目標流量値が保持されます。 ガスロック状態になった場合、実流量がゼロとなりフィードバック制御によってポンプ動作速度を上げてガスを排出します。 ガス排出完了後はフィードバック制御により目標流量値でのポンプ運転を再開します。

イワキの電磁定量ポンプは次亜塩素酸ナトリウム注入用として、0.025~0.05mL/ショットの微量注入が可能な小流量タイプや、ポンプ室のデッドボリュームを抑えた高圧縮ヘッドタイプなど充実のラインアップ。
気温変化などの理由で、手動では通年で適正な容量を注入することが難しい次亜塩素酸ナトリウムの濃度調整などを自動化することができます。
公衆浴場の他にも、クーリングタワー・浄水場・プールなどの滅菌設備で、現場に応じた最適なポンプと流体制御機器をご提供しています。

ガスロック対策に有効な電磁式流量センサ搭載ユニット
アンチガスロックポンプユニット ESUシリーズ
• 脈動流量を正確に計測可能な電磁式流量センサを搭載
• 測定実流量に対するフィードバック制御と自動エアー抜きバルブの組み合わせにより、正確な薬液注入を実現
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