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分野別ソリューション / 水処理分野
「スーパー銭湯」の設備担当の方から寄せられたご質問です。
現在、スーパー銭湯のお湯の循環ろ過ラインで、水質浄化、雑菌汚染を防ぐために、次亜塩素酸ナトリウムを注入していますが、発泡性薬液のため殺菌剤注入ポンプのポンプ室内に気体が入り、ガスロックを起します。
その度に注入が止まってしまうため、目視により運転確認を頻繁に行わなければなりません。
次亜塩素酸ナトリウムを安定して注入し、なおかつ人件費を抑えて、安全な殺菌処理を行うために、何か良い方法はありませんか?
泡性薬液を移送し続けると、ポンプ室内にガス(気体)が溜まります。
ガスロック状態とは、ポンプ室内の気体がダイヤフラムの往復動により圧縮膨張を繰り返し、液体を移送できなくなる状態です。
気体を取り除くことにより、ポンプが液体の移送を再開します。
今回の質問のポイントを整理すると・・・
これらの問題は、「アンチガスロックポンプユニット ESU型」をお使いいただくことで解決できます。
アンチガスロックポンプユニットは、万が一ガスロックした場合でも、自力でガス(気体)を追い出すことができる「自動ガス排出機能付ポンプユニット」で、「自動エアー抜きバルブ」と「電磁式流量センサ」を搭載しています。
ポンプ室に混入したガス(エアー)は、自動エアー抜きバルブから取扱い液の一部とともに強制的に排出されますので、次亜塩素酸ナトリウムなどの発泡性薬液でも、ガスロックレスでスムーズに連続注入が行えます。
目標流量をポンプに設定すれば、ショットごとに正確な流量を計測。たとえ圧力変動等、吐出条件が変化しても、フィードバック制御により目標流量値に保持することができます。
取扱い液にガスが混入しても自動エアー抜きバルブによって排出され、またフィードバック制御により目標流量値が保持されます。
ガスロック状態になった場合、実流量がゼロとなりフィードバック制御によってポンプ動作速度を上げてガスを排出します。
ガス排出完了後はフィードバック制御により目標流量値でのポンプ運転を再開します。
イワキの電磁定量ポンプは次亜塩素酸ナトリウム注入用として、0.025~0.05mL/ショットの微量注入が可能な小流量タイプや、ポンプ室のデッドボリュームを抑えた高圧縮ヘッドタイプなど充実のラインアップ。
気温変化などの理由で、手動では通年で適正な容量を注入することが難しい次亜塩素酸ナトリウムの濃度調整などを自動化することができます。
公衆浴場の他にも、クーリングタワー・浄水場・プールなどの殺菌設備で、現場に応じた最適なポンプと流体制御機器をご提供しています。
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