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こんなところにイワキです
このコーナーでは、様々な分野で使われているイワキのポンプの中から、「え?こんなところに?!」と思っていただけるポンプの現場にスポットを当て、いろんなシーンで活躍するポンプをご紹介しております。
今回はドイツレポート第2弾! 海を越え、遥かドイツで元気に働くイワキのポンプにスポットを当ててまいります。まさに「え?こんなところに?!」といったレポートになりましたので、どうぞ最後までお付き合いください。
さーて、イワキヨーロッパの営業を通して、今回の取材を快く引き受けてくださったのは、「自動洗車機」メーカーのSCHLEICHER(シュライヒャー)社様。自動洗車機といえば、日本でもガソリンスタンドなどでおなじみの装置ですが、自動洗車機にイワキのポンプ??? なんだかピンと来ません。どうやって使われているのか、気になる、気になる・・・ということで、さっそく取材開始です!
SCHLEICHER社に無事到着し、担当の方と笑顔で挨拶を交わしたその直後、その方の口から思いがけない言葉が飛び出しました。
「当社の製造現場を見てもあまり面白くないと思うので、せっかくですから、実際に洗車機が動いている現場を見に行きませんか?!」
えっ? 一瞬キョトンとしてしまったメルマガ編集部・イワ気になる隊でしたが、すぐに気を取り直し、
「ホントですか?! 行きたいです! 見たいです!!」
と、前のめり気味で賛成し、急遽SCHLEICHER社様の洗車機が設置されているガソリンスタンドへ向かうことになりました。なんという粋な計らいでしょう。では改めて、ポンプが働く現場へGOGO!
向かったのは、マイン川沿いにある小さな街ゼーリゲンシュタット。フランクフルト市内からアウトバーンを飛ばして30分くらいでしょうか。歴史的な木組みの可愛い建造物がたくさんあって、大都市フランクフルトとはまた違う趣がある素敵な街で、気になる隊のテンションも思わず上がります。
案内されたのは、ドイツ郊外には多いコンビニエンスストアが併設されたガソリンスタンドです。建物のデザインもスタイリッシュですよね。さすがヨーロッパ!
それでは早速、洗車機を見せていただきましょう。
日本で洗車機といえば門のような形で車を囲って洗う「洗車機」が主流です。料金を入れてクルマを指定の場所まで移動すると、洗浄から乾燥まで一気に自動で行うタイプです。今回もそんな感じの洗車機をイメージしていたのですが・・・
で、でかいっ!!! 洗車機というよりは、もはや建物ですね。
ゲートに入ると、クルマがベルトコンベアーに乗せられて移動しながら、高圧洗浄〜洗剤噴霧〜水洗浄〜ワックス〜乾燥・・・の工程を進んでピカピカに磨かれていきます。もちろん全自動!
しかも、ここで使われているのは、最新型のかなりグレードの高い洗車機だそうで、様々なコースで洗浄することが可能です。たとえばクルマの底部を洗浄したり、雨を弾くコーティングができたり、光沢のある仕上げを選んだり、などなど。その分お値段もチョット高級なようです。
看板を見ると、4つのお値段が表示されていました。一番お高いのが、17.50ユーロ。日本円にすると2300円くらいですかね。これを高いと思うかどうかは、愛車精神次第ということで・・・。
建物の一角にある扉を開けると、細長い部屋に、高圧洗浄用のポンプや洗剤のタンク、制御機器などがズラッと並んでいます。ここは洗車機をコントロールしているエンジニアリングルームです。
えっと、イワキのポンプは・・・・
ありました!!!
イワキの電磁定量ポンプEWN型です!!!
しかも、こんなにたくさん!! う、嬉しい! 感動です!
電磁定量ポンプEWN型は、薬剤などを少ない量でも正確に注入するポンプです。先ほど「様々な洗車コースがある」とご紹介しましたが、ここに並ぶ8台のポンプで、洗浄に使用する溶液の量や種類をコントロールしているとのこと。まさにお客様の好みに合わせて、ポンプたちが働いているのでした。
頑張れ、イワキのポンプたち! しっかりお客様のためにいい仕事しろよぉ〜。
ドイツで働くイワキのポンプの姿を、しかとこの目で確認し、大満足の気になる隊。
続いてドイツの洗車事情をイワキヨーロッパのドイツ人営業マンに聞いてみました。すると、驚きの答えが・・!
なんでもドイツ人は、年に数回しか洗車しないというではないですか! そういえばドイツ滞在中に、きれいに洗車されたクルマをあんまり見かけなかったような〜??
ドイツ人って几帳面でキレイ好きなイメージだし・・・。私たちが持つドイツ車のイメージは、ピカピカに磨かれた高級車・・・?
そこには我々日本人にとって新鮮な驚きに満ちた「ある決まりごと」がありました。ドイツでは「排水設備のない場所での洗車」は禁止されているのです! もちろん公道での洗車もNG。自宅の前や会社の駐車場での洗車もできません。なぜなら、むやみやたらに道路を濡らしたり、汚水を流してはいけないからです!
な、なるほど〜、そうなんですねぇ〜。洗わないのではなく、洗えない。いえ、もっというと「クルマは汚れても環境は汚さない!」 そんなドイツ人の環境意識の高さに敬服した気になる隊でした。
では、ドイツの人たちは、どこで洗車するの?
―――――ココ!でしょ!!――――――
そうなんです。ドイツではここのような洗車機を利用するのが一般的だったのです。そうか、ここは数少ない「車をキレイにできる場所」だったんですね。
後日別のドイツ人営業マンに聞いたところ、「いや、ドイツは他の国に比べたらキレイなクルマが多いよ、私の周りもきれい好きの人が多いよ」という答えが返ってきました。やっぱりドイツ人って几帳面でキレイ好き?・・・でないとこんな素晴らしい洗車機を開発できませんものねぇ。そんなドイツの洗車事情がわかると、電磁定量ポンプEWN型のさらなる活躍を願ってやみません。
以上、イワキ気になる隊のドイツレポートでした。
SCHLEICHER様、ご協力ありがとうございました。
SCHLEICHER-autowaschtechnik
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